Record China 2013年11月28日(木) 13時10分
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名前の後ろにつく各種アルファベットの中でも「Z」の意味が特によく分からない…なんてことになっているようです。写真はドラゴンボールの実写版映画「DRAGONBALL EVOLUTION」。
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今回はちょっと軽めの話題で一つ。「ドラゴンボールZ」のように、作品のタイトルなどの後ろにアルファベットの文字が付いていることは珍しくないかと思いますが、中国オタクの中にはこの名前の後ろのアルファベットの意味に関して引っかかるモノを感じたりする人もいるようです。(文:百元籠羊)
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そしてそういった名前の後ろにつく各種アルファベットの中でも「Z」の意味が特によく分からない…なんてことになっているようです。そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで見かけたその辺に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
▼中国人オタクの議論
日本のアニメや漫画、ゲームを見ていると名前の後ろに「Z」の文字がついているのが結構あったりすると思うんだが、これはどういう意味なんだろう?
日本人は「Z」の字になんか思い入れがあったり特殊な意味があったりするの?
「ドラゴンボールZ」や「Zガンダム」、「マジンガーZ」とかか。そこまで数は多くないかもしれないけど、確かに意味不明かつ印象的な使い方になっているかも。
ZガンダムのアレはアルファベットのZじゃなくてギリシャ文字のZだからな。ゼータ関数とかのアレだ。
他にも「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルてZ」と言う作品や最近人気のアイドルに「ももいろクローバーZ」というのも存在するな。
でもZの意味は…私にも分からん。
日本人の間では「Z」は「最高」や「最強」、「究極」の意味にとられると聞いた覚えがあるんだけど。
Zが数字の2にも見えるからだという話じゃなかったっけ?2そのままだと単純すぎるから、視覚デザインや発音的なひねりを加えて「Z」にするとか、そんな話があったような。
私はZは「Zero」から来ていると思ったんだが、これは違うの?
その場合、続編にゼロをつける意味が分かんなくなるじゃないか。「ドラゴンボールZ」とか、単純にアニメの続編だし。ただ「老人Z」とかだとゼロでもいい…のか?
アニメ以外にも、日産の車がZをつけたりしているね。あとソニーのXperiaがZつけてる。
「戦国無双3 Z」もそうだな。
そうだ!これはきっと「怪傑ゾロ」の影響だ!!…すまん、自分はこれくらいしか思い浮かばなかったわ。
「X」とかだと分かり易いんだけどね。未知の存在とかいうイメージがすぐに出て来るし。
恐らく日本人の間で「Z」に対して「カッコイイ」と言うイメージがあるのは間違いないと思う。しかしその過程がどうも分からんな。ウチの国で数字の8が好まれる、西洋で7が好まれるようなもんなんだろうか?
「Z」以外のアルファベットだと「S」も好まれているよね。ただ「S」に関しては「super」「special」が元になっているのがハッキリしている。
Vは「victory」だよな。これは分かり易い。
あとはGもそこそこあるかな。こっちは「god」かな?
Gは主に「great」の方じゃないかね。
しかし他の文字は分かるが、Zだけいよいよ分かんなくなってきたな。
日本帝国海軍には決戦時に掲げるZ旗というのがあるんだよね。もしかしたら昔からある感覚なのかも。
Z旗に関しては、アルファベットの最後の文字ってことが理由だったと思う。
私がどこかで見た話ではその「最後」ってのがZに対する「スゴイ」と言うイメージに繋がっているということだったし、そういったZのイメージがアニメにも影響しているのかもしれん。
Zは「zero」という言葉と、アルファベットの最後であるというのがイメージに影響しているのではないだろうか?
なるほど。始まりにして終わりの文字…Z!
なんか中二病的な魅力があるな。こりゃちょくちょく使われるのも納得だ!
とまぁ、こんな感じで。
▼なんとなく伝わっている?
「Z」以外のアルファベットに関してはなんとなく意味を想像で来たり納得できたりはするようですが、「Z」に関してはどんな意味が込められているのか混乱しているようですね。この辺に関してはそれぞれの作品でイメージされているものが違ったりしますし、「考えるよりも感じろ」的な所もありますからハッキリとした回答を求めるとなるとややこしくなってくるようにも思えます。ただ具体的な意味は分からなくても、「Z」に込められた雰囲気のようなものに関してはなんとなく伝わっているようなのは面白いですね。
とりあえず、こんな所で。例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
▼筆者プロフィール:百元籠羊
90年代から中国現地校に通い、当時中国人の対日感情がどんどん悪化していく中で予想もしなかった「日本のアニメや漫画、オタク文化が好き」な中国人達と遭遇。以後、オタクな中国人との交流が続いている。中国における日本のオタクコンテンツやいつの間にか広まっちゃった日本のオタク文化に対する反応、オタク分野の交流等についての情報を発信するブログを運営中。
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