人民網日本語版 2020年4月9日(木) 21時10分
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トランプ氏は7日、新型コロナウイルス感染症への対応が不十分で、特定の国の肩を持っていると世界保健機関(WHO)を公然と非難したうえ、WHOへの資金拠出を停止すると脅した。
トランプ氏は7日、新型コロナウイルス感染症への対応が不十分で、特定の国の肩を持っていると世界保健機関(WHO)を公然と非難したうえ、WHOへの資金拠出を停止すると脅した。これに対して、WHOのテドロス事務局長は8日、「感染症を政治利用してはならない。国及び国際レベルで団結を保ち、党派、イデオロギー、宗教などの溝を乗り越えて、感染症対策に集中する必要がある」と述べた。中国新聞社が伝えた。
テドロス事務局長は「第1に国の団結。党派、宗教信仰、イデオロギーなどの違いを乗り越えて、共に協力して感染症と戦うべきだ。さもなくばウイルスは隙に乗じて侵入し、こうした違いを利用して人類を打ち負かすだろう。第2に世界の団結。現在G20は団結・協力し、率直かつ誠意ある姿勢で感染症との国際社会の戦いを指導するべきだ。時間を浪費して非難し合うべきではない。団結はウイルスを打ち負かす唯一の方法だ」と2点を提言した。
国連のグテーレス事務総長も8日、WHOを支持する声明を発表した。グテーレス事務総長は声明で「WHOは支持されなければならない。世界が新型コロナウイルスとの戦いに勝利するうえでWHOは極めて重要だからだ。新型コロナウイルスはかつてないものであり、必要な対策もかつてないものだ。こうした中、同じ様な事実に対しても、その解釈は機関によって異なるだろう。感染の収束後、感染症がどのように発生したのか、なぜこれほど急速に拡散したのかなどの問題を理解すべく、この出来事に対して徹底的な振り返りが行われるだろう。ここから得られる教訓は将来似通った試練に対処するうえで極めて重要となる。現在はまだ振り返りの時期ではなく、国際社会は一致団結して感染症に対処し、ウイルスの危害を抑えるべきだ」とした。(編集NA)
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