「資源争いから戦略的な争いへ」、防空識別圏の狙いは尖閣でもガス田でもなかった―香港誌

Record China    2013年12月2日(月) 6時40分

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30日、中国が防空識別圏を設定した背後には、中国海軍にとって最も短い距離で太平洋へ抜けられる出口である宮古海峡を確保するという狙いがあるという。写真は中国人民解放軍。

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2013年11月30日、香港誌・亜洲週刊によると、中国が防空識別圏を設定した背後には、軍事戦略を大きく変えようとする国家最高指導者らの狙いがある。中国の真の目的は尖閣諸島でもガス田でもなく、中国海軍にとって最も短い距離で太平洋へ抜けられる出口である宮古海峡だという。泉州網が伝えた。

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消息筋によれば、中国海空軍にとって重大な戦略的な変更となる防空識別圏を設定するということは、昨年の中国共産党第18回全国代表大会(18大)後に決められていた。中央軍事委員会もすでに長期間の検討を重ね、専門家らの意見を聞くなどしていた。だが政治的なゴーサインが出たのは4カ月前のこと。中央軍事委員会主席でもある習近平(シー・ジンピン)国家主席が最終決定し、さらには日中関係を「資源争いから戦略的な争いへ」とする談話を行っていた。

中国大使館が在日中国人に対し緊急連絡先の登録を呼びかけたことについて「開戦準備か」などとする憶測が広まったが、中国外交部の報道官は「一種の慣例であり、その憶測は思いすごし」としている。だが、中国が防空識別圏を設定したことで、今後当該地域における中国軍の活動が活発になるのは間違いがなさそうだ。(翻訳・編集/YM)

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