2013年12月1日、中国新聞網は記事「日韓議員連盟総会、共通歴史教科書作成を呼びかけ」を掲載した。

【その他の写真】

11月30日、日韓の国会議員約130人が出席した日韓議員連盟総会で共同声明が発表された。両国は共通歴史教科書作成を目指して努力するべきだと提言している。

声明では日韓は歴史認識問題の基盤の上、「歴史を正視し未来に向き合った関係を構築するべき」と指摘している。また「多くの未解決の問題を克服しなければならない、可能性があるすべての分野で協力しなければならない」と提起している。

在日韓国人に対する地方選挙権問題では、韓国側は「すみやかな法案通過」という文言を共同声明に盛り込むよう迫ったが、日本側は「さらに努力する」との表現に留めた。安倍晋三首相が期待する早期の日韓首脳会談実現は共同声明には盛り込まれなかった。日本側の求めに対し、韓国側は朴槿恵大統領が否定的な態度を示していることなどを理由にしぶった。他にも十分慰安婦問題、竹島問題も共同声明で取り上げられなかった。

このほか、福島原発事故汚染水問題の対応、環太平洋連携協定（TPP）関連の協力についても言及されたほか、北朝鮮の核問題について「東北アジア地域の平和と安定を守るために最も重要な課題である」と強調している。（翻訳・編集/KT）