人民網日本語版 2020年4月18日(土) 8時40分
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新型コロナウイルスの感染拡大が自動運転企業に追い風となっている。
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武漢火神山医院が最も繁忙のころ、白・黒2色の「自動清掃・消毒車」3台が行き来し、医療従事者の代わりに内外の清掃、消毒、ごみ収集などの作業を行った。それらには「蝸小白」というかわいらしい名前がある。中国青年報が伝えた。
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蝸小白を感染対策の最前線に立たせるため、北京智行者科技有限公司の張徳兆(ジャン・ダージャオ)会長兼CEOは3カ月近くも戦いを続けた。「人の代わりにロボットを使うことで、現場の人の感染リスクを下げるだけでなく、マスクや消毒液など貴重な防疫物資を節約できる」
同社の「自動清掃・消毒車」「自動診療ロボット」などを含む複数の設備は4月初めの時点で、中国全土の13軒の病院で活動している。特に新型コロナウイルス感染者と直接接触する「レッドゾーン」で、現場の医療従事者の負担を大幅に軽減している。
張氏は「今回の感染症は自動運転企業にとってチャンスと言う人がいるが、私は当然引き受けるべき責任と言いたい」と述べた。
実際に感染対策の最前線で使用されているスマートカーは他にも多くある。
武漢市のリハビリ者隔離エリアで、東風汽車のSharing-VAN自動運転消毒・殺菌車が、消毒・殺菌活動を行っていた。その消毒ルートは全長1.1キロメートルで、毎日朝昼晩に3回作業を行っている。1回のカバー面積は約1万平方メートルで、作業効率は人を遥かに上回る。
Sharing-VAN自動運転観光車を基礎プラットフォームとし、臨時感染対策サービスチームが車の自動運転、5Gクラウド制御などの最適化、改造を行い、同時に16L大容量全自動消毒噴霧器を追加した。観察エリア内の危険道路の全プロセスにわたる自動運転消毒作業を実現する。
実際に自動運転消毒車の他にも、「ゼロ接触配送」を実現する自動運転配送車、自動清掃車、春の農作業に使われる自動運転トラクターなどがある。新型コロナとの戦いにおいて、自動運転技術は移動、医療、物流、清掃など複数のシーンで応用され、安全で効率的なサービスを提供している。
アナリストによると、突如訪れた感染症を前にし、スマートカー、特に自動運転技術がより深く掘り下げられた。スマートカーの大半は現在、低速で限定的なシーンでの応用にとどまっているにもかかわらず、未来の高速で複雑なシーンにおける応用の基礎を固めている。
中国自動車工業協会の師建華(シー・ジエンホア)副事務局長は、「感染症は自動車業界にとって大きな試練だ。スマート化ロボットで人の代わりを果たすことが大きな流れになる。自動車業界は先を見据えた事業展開を強化し、確かな実力をつけるべきだ」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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