CRI online 2020年4月17日(金) 16時0分
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2020年4月17日、武漢市新型肺炎感染予防・抑制指揮部は新型肺炎感染者数と死者数を訂正したことについて報告し、関係者は記者の質問に答えました。一、なぜ武漢市の新型肺炎感染者数、死者数を修正するのか。 回答:感染の発生初期、収容治療の能力が不足しており、少数の治療機関が直ちに疾...
2020年4月17日、武漢市新型肺炎感染予防・抑制指揮部は新型肺炎感染者数と死者数を訂正したことについて報告し、関係者は記者の質問に答えました。
一、なぜ武漢市の新型肺炎感染者数、死者数を修正するのか。
回答:感染の発生初期、収容治療の能力が不足しており、少数の治療機関が直ちに疾病予防抑制情報システムと結合することができなかった。病院は負荷を超えて運用が進み、医療関係者は応急処置に追われるなどで、客観的に報告の遅れ、報告の漏れ、誤報があった。『中華人民共和国伝染病予防治療法』第38条第4項の「伝染病感染状況の発表は即時かつ的確でなければならない」、『突発公衆衛生事件応急条例』第25条第3項の「情報の発表は即時かつ的確、全面的でなければならない」、『中華人民共和国統計法実施条例』第19条の「統計資料が不完全でまたは明らかな誤りがある場合、統計調査の対象となる人が法に基づいて補充、或いは修正しなければならない」、『人口の死亡情報の登記に関する管理規範(試行)』第14条の「医療衛生機関はデータ訂正制度を確立しなければならない」、第15条の「医療衛生機関はデータの照合や補足報告制度を確立しなければならない」などの規定によって、全市の新型肺炎感染者数、死者数について訂正をしなければならない。
二、武漢市の新型肺炎感染者数、死者数の訂正作業はどのように行われたのか。
回答:2020年3月下旬、感染症に関するビッグデータと流行病学調査チームを専門的に設立し、武漢市衛生健康委員会、疾病予防抑制部門、公安部門、民政部門、司法部門、統計部門から専任者を選任して作業グループを組織し、オンラインで市の予防抑制ビッグデータ情報システム、葬儀情報システム、医政、医療管理部門の新型肺炎情報システム、新型コロナウイルス核酸検査システムを十分に活かして新型肺炎感染者数、死者数に対してオンラインで照合、重複排除、補完を行った。その上で、オフラインで全網羅、漏れがないという要求に基づき、発熱外来、病院、臨時病院、隔離場所、感染者のいるコミュニティ、及び公安、司法、民政などの部門が管轄する監所、老人ホームなどの特別の場所を含むすべての感染症のある所のデータや、すべての感染者の個人情報を収集して、医療機関、コミュニティ、末端の派出所、感染者の所在仕事先及び家族を通じて、一人一人に漏れなく調べて確認し、すべての感染者の正確性、すべてのデータの客観的で真実さの確保に取り組んだ。
三、武漢市新型コロナウイルス肺炎感染確認者数は修正後、データはどう変わるのか。
回答:4月16日深夜24時までに発表された武漢市の感染者数は50008人となった。一部の患者が区域を跨いで、複数の病院で治療を受けたため、重複報告分の217人は減らすべきだ。一方、報告の遅延、あるいは漏れた病例542人分は増やすべきである。実際の感染者数は累計で50333人に訂正する。
四、武漢市の新型コロナウイルス肺炎死者数の訂正に変化はあるのか。
回答:4月16日深夜24時までに、発表された武漢市の死者数は2579人だったが、そのうち重複報告による新型コロナウイルス肺炎ではない死者164人は減らすべきだ。一方で、入院できなかった死者は疾病予防抑制情報システムに報告されていない上、一部医療機関の報告遅延とデータ漏れ分の1454人は増やすべきである。実際の死者数は3869人に訂正する。
五、武漢市新型コロナウイルス肺炎の患者数と死者数訂正の意義はなにか。
回答:生命の安全と健康は民衆の最も基本的なニーズと普遍的な願いである。感染症に関するデータは民衆の生命と健康、政府の公信力を反映している。新型コロナウイルス肺炎の患者数と死者数の即時訂正は人民の権益維持、感染症予防・抑制の科学的な政策制定にプラスとなる。同時に、社会の関心への答えでもあり、一つ一つの命に対する尊重でもある。(玉華、殷、星)
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2020/4/17
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