Record China 2013年12月2日(月) 14時15分
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1日、清朝時代の皇帝・乾隆帝の玉璽がこのほどフランスでオークションに出品され、50万ユーロでアジア系のコレクターが落札した。中国のネット上では不満が高まっている。写真は乾隆帝の肖像画。
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2013年12月1日、西安晩報によると、フランスのサン=ブリユーで11月24日に行われたオークションに中国清朝時代の皇帝・乾隆帝の玉璽(ぎょくじ)が出品され、50万ユーロ(約7000万円)でアジア系のコレクターが落札した。しかし、この玉璽は北京市にある清代の離宮・円明園から盗み出された物である可能性が高く、中国のネットユーザーらはオークションにかけられたことに強い不満を示している。
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オークションの鑑定士によると、この玉璽は高さ9.3センチ、幅4.2センチ。入札は電話で行われ、身元の確認はされていない。持ち主のフランス人コレクターは、この玉璽は今年亡くなったばかりのあるフランスの富豪宅で見つかったが「窓の下に放り出されたままになっていて誰一人目もくれなかった」と話している。オークション会社はこの玉璽がかつて円明園にあった物だとは認めなかったが、「18世紀以降、船員が極東方面から持ち帰った品だ」と話した。
フランスではこれまでにも中国清代皇帝の玉璽がたびたびオークションにかけられ、2008年には550万ユーロ(約7億5000万円)、2010年には330万ユーロ(約4億5900万円)、2012年には112万ユーロ(約1億5500万円)という高額で落札されており、中国のネットユーザーから強い反発が起きている。今回のオークションでも落札額は高くないものの、やはり反発が起きており、ネット上では「強盗行為には厳しいボイコットで臨むべきだ」との声も上がっている。(翻訳・編集/岡田)
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