S&Pが韓国の格付けを「AA」に維持=新型コロナの影響「一時的」との見方に韓国ネットの反応は?

Record China    2020年4月22日(水) 15時40分

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21日、韓国・聯合ニュースによると、国際格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、新型コロナウイルス感染症による経済の影響が懸念される中、韓国の格付けを従来通り「AA」に維持した。資料写真。

2020年4月21日、韓国・聯合ニュースによると、国際格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、新型コロナウイルス感染症による経済の影響が懸念される中、韓国の格付けを従来通り「AA」に維持した。

S&Pは21日、同国の長期信用格付けを「AA」に維持すると発表した。「AA」は3番目に高い等級。S&Pは、韓国の今年の成長率は新型コロナウイルス感染症の影響でマイナス1.5%となり、1998年以降初めてのマイナス成長となるものの、来年には5%に回復すると予想した。

また、1人当たりの国内総生産(GDP)は、今年の3万ドル(約323万円)から、23年には3万8000ドルを超えると推定した。

S&Pは、新型コロナウイルス感染症による韓国の景気後退は「一時的」と見ており、「迅速で大規模なウイルス検査と感染経路の追跡などで成功した韓国の新型コロナ対応は、韓国の制度基盤の強みを示す事例」としているという。

一方、韓国の信用格付けを脅かす要因としては、北朝鮮によるリスクを挙げた。

同国政府はこの格付け結果を受けて、「新型コロナによる国内外の経済の減速や不確実性が懸念される中、韓国経済の対外信頼度が高いことを再確認した」と話しているという。

これに、韓国のネットユーザーからは、「韓国の国力は驚くほど高くなった」「韓国は危機をチャンスに変えるDNAがある。危機に直面するたびに大きな力を発揮し飛躍してきた」「韓国は新型コロナにうまく対処している。早く終息させて経済発展を成し遂げよう」「韓国の国民であることへの誇りを改めて感じた」「韓国は生活しやすい国だ」などと、喜びの声が上がっている。

一方、「来年には5%成長?本当かな?」「韓国は輸出で成り立っている国。世界経済がめちゃくちゃなのに、来年5%成長できるだろうか?」「数値にとらわれず、現実を直視すべきだ」「もうドミノ破産が始まっている」などと、今後の韓国経済に悲観的な声も上がっている。(翻訳・編集/関)

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