Record China 2020年6月2日(火) 18時0分
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1日、中国メディアの観察者網は、新型コロナ感染拡大の抑制ができていると考えられていた日本と韓国で感染者数のリバウンドが見られ、両国が第2波に警戒していることを報じた。写真は東京のスーパーの入場制限。
2020年6月1日、中国メディアの観察者網は、新型コロナウイルス感染拡大の抑制ができていると考えられていた日本と韓国で感染者数のリバウンドが見られ、両国が第2波に警戒していることを報じた。
記事によると、新型コロナウイルス感染拡大の抑制ができていると考えられていた日本と韓国では経済活動再開の計画が立てられ、日本各地では5月25日に緊急事態宣言が解除され、韓国では27日から学校の授業を全面再開すると定めた。しかし、両国で感染が再び増加。韓国は学校の授業再開を延期し、日本の地方自治体は独自の警報システムを導入するなど、第2波に警戒しているという。
韓国教育部の発表によると、27日午後1時30分時点で561校が授業再開を見合わせたという。中央防疫対策本部が5月28日0時から6月1日0時までに発表したデータでは、この5日間に韓国でそれぞれ79人、58人、39人、27人、35人の感染者が新たに確認された。うち28日0時に報告された新規感染者数は79人で、ここ2カ月で最高となった。
続いて記事は、環球網が韓国・聯合ニュースを引用した記事によると、ソウル近郊の富川(プチョン)市にある物流センターで新型コロナウイルスの集団感染が発生し、感染者急増に直接影響を与えたと紹介した。物流センターに関連した感染が急速に広がっており、短時間で感染が拡大を続ける可能性が高いという。
また記事は、日本の全国を対象にした緊急事態宣言解除後も集団感染が発生していると伝えた。日本放送協会(NHK)によると、日本では5月31日午後8時35分までに35人の感染が新たに確認され、うち福岡県の北九州市で確認された12人のうち4人は小学校の児童で、同小学校の累計感染者数は5人に達したと紹介した。
さらに、中国メディアの海外網によると、北九州市では医療センター、総合病院、老人ホームなどの施設で集団感染が発生していると紹介。このほか、小中学校や特別支援学校など計5校で教師と児童および生徒の感染が確認され、現在閉鎖措置が取られているという。
新華社は28日、感染者数のリバウンドを防ぐため、東京都は感染拡大状況が指標を超えた場合に都民に警戒警報「東京アラート」を独自に発令する仕組みを作ったと紹介した。福岡県知事は北九州市民に対し、不要不急の外出自粛を呼びかけた。
記事は、米ジョンズ・ホプキンス大学が発表した新型コロナウイルス感染者数は、日本時間6月1日午後6時32分現在、日本の累計感染者数は1万6770人、累計死者数は899人、韓国の累計感染者数は1万1503人、累計死者数は271人だと伝えた。(翻訳・編集/多部)
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