CRI online 2020年4月26日(日) 12時50分
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今、中国に責任を転嫁することは、米政府が講じる公の感染症対策になろうとしています。政治報道に特化するウェブサイト「Politico(ポリティコ)」の4月24日の報道によりますと、こうした手法を多くの共和党候補者に「伝授する」ために、共和党の重要な選挙部門は57ページにも及ぶ対処...
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今、中国に責任を転嫁することは、米政府が講じる公の感染症対策になろうとしています。政治報道に特化するウェブサイト「Politico(ポリティコ)」の4月24日の報道によりますと、こうした手法を多くの共和党候補者に「伝授する」ために、共和党の重要な選挙部門は57ページにも及ぶ対処方針を関係者に送信しました。その中には、「トランプ氏の過失ではないか」「人種主義で引っかからないか」などと質問された際に、中国を攻撃することでクリアする道筋が示されていました。
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Politicoが公開した対処方針のスクリーンショット
当該対処方針の作成者は、「中国はウイルスの発生情報を隠蔽したため、感染拡大を招いたと誹謗すること」、「民主党の対中姿勢が温和すぎると批判すること」、「共和党人は、中国はウイルスの伝播にかかわったことを理由に、制裁する計画を推進すること」という三つの主な攻撃ルートを提供しています。
共和党の指導者層はこの対処方針を通して、ウイルスに関するあらゆる質問に答える際に、中国に反対する意思を揺るぎなく伝えること、米国の現在の感染状況がトランプ氏の過失であるかと質問された際にも、話題を中国に移すよう候補者を指導しています。
一例を挙げれば、「中国に責任を転嫁するのは、人種主義にひっかかる」と質問されれば、候補者は「誰も中国系米国人を非難するのではない。これは中国のせいで、中国がウイルスの発生を隠蔽し、その危険性について間違った報告をしたため、世界的な大流行を招いた。彼らはそれに対して責任を引き受けるべきだ」、「中国共産党の『専制』の下、中国人が誰よりも多くの苦しみを受けている。我々はこれらの人々と共にいる。感染の爆発を招いた『腐敗』した政府に反対するのだ」と答えるよう求められています。
注目すべきことは、これらの対処方針は感染症の発生期間中にのみ適用するものではありません。共和党は、2020年米大総選の中心的議題に中国を据える予定だと表明しています。トランプ氏の再任を目指す選挙グループは先日、民主党候補者のバイデン氏が中国に対して、友好的に接するイメージを意図的に作り出す動画を配信したのも、その一例と言えます。
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CRI online
2020/4/25
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