Record China 2020年4月30日(木) 22時0分
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28日、トランプ米大統領が新型コロナウイルスをめぐり、中国に巨額の賠償を請求する可能性を示唆したことについて、中国外交部の耿爽報道官がコメントした。
28日、トランプ米大統領が新型コロナウイルスをめぐり、中国に巨額の賠償を請求する可能性を示唆したことについて、中国外交部の耿爽(グン・シュアン)報道官がコメントした。米華字メディア多維新聞が29日付で報じた。
トランプ氏は27日(現地時間)の記者会見で、「中国に責任を負わせる方法」について質問され、「方法はたくさんある。あなたたち(記者)もおそらく知っているが、われわれは今、非常に真剣に調査を行っている」「私たちは全体の状況に不満を持っている。なぜなら、新型コロナウイルスは源泉で、すぐに止められたはずだ。そうすれば全世界に広まらなかっただろう」と答えた。
独紙・ビルトが、新型コロナウイルスによる損失の賠償金として、中国はドイツに1490億ユーロ(約17兆3000億円)支払うべきだとする論文を掲載したことについて、トランプ氏は「それよりももっと簡単に(中国に賠償させることが)できる。それよりずっと簡単なやり方がある。ドイツは考えている。われわれも考えている。われわれが検討している金額はドイツよりもずっと高額だ」と述べた。また、「最終的な金額はまだ決めていない」「非常に大きな金額だ」「これは世界的な損失だ。米国が受けた損失だが、世界も損失を受けた」などとも話したという。
耿報道官は28日の定例記者会見でこのことについてコメントを求められると、「米国の政治家の目的はたった1つだ。つまり、自らが新型コロナウイルス対策に最善を尽くさなかった責任を転嫁し、人々の目をそらそうとしているのだ」と指摘。「米国の中国に対する『責任の押し付け』は、中国の人々が苦しい努力を経て得た成果を少しも抹消することはできない。また、米国の新型コロナウイルスの流行抑制にも役立たない。米国の悪態と深刻な問題をいっそう明らかにするだけだ」と述べた。
そして、「米国の政治家は自らの問題をよく反省し、新型コロナウイルスの流行をできるだけ早く抑える方法を考えるべきで、『責任の押し付け』のペテンを続けるべきではない」と批判した。(翻訳・編集/毛利)
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