西洋諸国が中国の数字を信じないのは中国のことが分かっていないから―露メディア

Record China    2020年5月4日(月) 8時30分

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29日、環球時報はロシア・独立新聞の記事を引用し、西洋諸国が中国の数字を信じないのは中国のことが分かっていないからだとする記事を掲載した。写真は武漢市。

2020年4月29日、環球時報ロシア・独立新聞の記事を引用し、西洋諸国が中国の数字を信じないのは中国のことが分かっていないからだとする記事を掲載した。

記事は、「中国政府が発表したデータによると、武漢の病院では新型コロナウイルスに感染した入院患者がゼロとなり、北京や上海でもわずかな感染者がいるだけになった」と紹介。新型コロナウイルスの感染が拡大してから、中国各地で厳格な防疫措置が取られていたが、今ではこうした措置の多くが緩和されていると伝えた。しかし、「定期的な検査が続いており、第2波の発生を防ぐ努力が払われている」という。

しかし、米国では中国が公表するデータについて「うそをついている」と主張するとメディアもあると記事は紹介。欧米で新型コロナウイルスの感染が拡大してから数万人が亡くなったが、もっと人口の多い中国の都市が受けた影響は比較的小さいためで、「米国の政治家の中にも中国のデータに懐疑的な見方を示している人がいる」と伝えた。

しかし、アリゾナ州立大学の微生物学博士のMichael Badowski氏は、「中国に対する非難は偏っており、悪魔化されている」との見方を示していると記事は紹介。「中国で生活や仕事をしている人は、中国人は責任感が非常に強く、新型コロナウイルスの流行期間中、中国ではすべての居住区や建物で証明書の提示などを求めていたのを見ている」と指摘した。

ロシア科学アカデミーの専門家は、「ウイルス流行期間中に中国政府は国民との連絡を強化し、関係する情報を獲得していた」と述べていると記事は紹介。ロシアとの違いとして、「中国の居住区管理が非常に効果的だった」と分析した。退職者や主婦などが隔離制度の順守状況を監督して情報収集を行い、政府も実質的に末端組織へ権力を与え、どの居住区にも秩序を維持し封鎖管理を実行する責任者がいたことが、西洋諸国よりも勝った点だったとしている。

また、「情報技術」も中国の隔離措置において重要な作用をもたらしたと記事は分析。さらに、最も重要なこととして中国は「感染拡大を防ぐために巨大な経済的代価を支払ったこと」を指摘した。中国の今年第1四半期の国内総生産(GDP)は7%近く減少し、湖北省に至っては40%近く減少したという。専門家からは、新型コロナウイルスに対する中国の反応で初期に遅れが見られたのは、科学的な証拠を待っていたからで、確認後は厳格な措置を採用したとの声が出ているとも伝えた。このため、「現代技術と、強力な機構、末端社会組織システムが、中国のウイルス封じ占め成功の助けになった」と記事は結んだ。(翻訳・編集/山中)

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