CRI online 2020年4月29日(水) 22時0分
拡大
1月21日に米国内で最初の新型コロナウイルスの感染が確認された後、わずか3カ月で全米の感染者数が100万人に、死者数は5万人を上回りました。人数では世界のどの国よりも遥かに上回っています。短期間で感染がかくも拡大した理由は何か。 まず、初動では、米政府は警報を無視し、対策の最も...
1月21日に米国内で最初の新型コロナウイルスの感染が確認された後、わずか3カ月で全米の感染者数が100万人に、死者数は5万人を上回りました。人数では世界のどの国よりも遥かに上回っています。短期間で感染がかくも拡大した理由は何か。
まず、初動では、米政府は警報を無視し、対策の最も良い期間を逃しました。米紙「ニューヨークタイムズ」などによりますと、初めての感染者(海外から流入症例)が確認された3日後にあたる1月18日、アレックス・アザー厚生長官はホワイトハウスに感染症の隠れた深刻さを報告したものの、トランプ大統領に無視されました。
21日に、米国内初の感染者が報告された後、ホワイトハウスは特別対策本部を発足したものの、海外在住米国人の帰国問題が焦点で、鍵となるウイルス検査のことを重視していませんでした。
次に、政府の準備不足、医療物資の不足、調整力の不足があげられます。米メディアは「一部の医療従事者は防護服が不足しているため、やむを得ずにゴミ袋を身につけたまま、業務に当たっていた」と繰り返して報道していました。また、物資の不足により、連邦政府と州政府の対立が激化して、対策活動を益々困難にしています。
三つ目、感染拡大の状況に面して、米政府は前向きな対応をするのではなく、自身の過失にスケープゴートを探すのに苦心していました。
感染の蔓延から米政府対応の不備がますます顕著なものになってくるでしょう。再選を求めるトランプ氏は、感染に関する発言で矛盾しあう表現が目立っていました。例えば、新型コロナウイルスは民主党のわなだと言ったり、自身がずっと以前からパンデミックになることを知っていたと示したり、「もしかしてこれこそ人生なのかな」と批評したり、さらに、「4月になればウイルスは奇跡的に消えるだろう」と発言しながらも、高止まりする感染者数について、「これまでの発言を振り返れば、私の発言はどれも正しかった」と付け加えました。
国際社会は、「米政府の以上の行動からまったく責任感がみられず、自身の過失に対する責任転嫁に過ぎず、ウイルスとの戦いで連携するという国際社会の主流となる考え方に背くものである」と評価しています。
なお、最新の世論調査では、トランプ大統領の支持率は45.2%にまで下がり、不支持率は50.3%に上ったことが分かりました。(提供/CRI)
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