CRI online 2020年5月1日(金) 19時30分
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1月20日、米国で初の新型コロナウイルス感染者が確認され、それから100日あまりが経ちました。この間、米国の感染例は100万を上回り、米国は感染者数、死亡者数共に最も多い国となりました。米国内の感染状況が深刻になっているのにもかかわらず、米国政治家は感染拡大防止に力を入れるので...
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1月20日、米国で初の新型コロナウイルス感染者が確認され、それから100日あまりが経ちました。この間、米国の感染例は100万を上回り、米国は感染者数、死亡者数共に最も多い国となりました。米国内の感染状況が深刻になっているのにもかかわらず、米国政治家は感染拡大防止に力を入れるのではなく、デマを飛ばし、責任転嫁することに躍起になっています。しかし、このような責任転嫁ができるばかりか、米国の感染拡大防止活動における疑問点がより暴露され、各界から疑問視されています。関連の10の質問について、米政府ははっきりと回答する義務があります。
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1.去年再開した鳥インフルエンザウイルス改造はなぜその後なんの進展報告もないのか?
去年2月、米雑誌「サイエンス」はそのウエブサイトで、「米政府機構が密かに、物議を醸している鳥インフルエンザウイルス改造実験を批准したことで、『危険』とされた実験が数年ぶりに再開できた」と明らかにしました。
ここで、1つ目の質問です。米国はなぜ4年間も停止していた関連の危険実験を再開したのでしょうか、また、それについてなぜ何の進展報告も行わないでしょうか。
2.米軍バイオ実験室が一時的に閉鎖されたが、その真相は?
このほど、バイオセキュリティ機構である「グローバルバイオディフェンス」のウエブサイトで、「メリーランド州フォート・デトリックにある米陸軍伝染病医学研究所(USAMRIID)が全面的に再開し、平常どおりに運行するようになっている。去年7月、米疾病対策予防センター(CDC)がこの実験室に停止令を出し、『特定バイオ製剤と毒素』に関する研究を停止することを求めた。今年3月、ホワイトハウスの請願ウエブサイトに投稿した特殊な書き込みには、去年7月フォート・デトリックバイオ実験室を閉鎖した真の原因の公開を政府に求めた。このことは広く注目されるようになっている」と明らかにしました。
ここで2つ目の質問です。ホワイトハウスの請願ウエブサイトに投稿したこの書き込みについて、米政府はどう対応するつもりでしょうか。
3.去年実施された伝染病演習の場面が今年に入ってリアルに再現されたことは、偶然なのか?
今年3月、「ニューヨーク・タイムズ」は、米政府の秘密書類を公開しました。これによりますと、2019年1月から8月16日まで、米保健福祉省(HHS)が、「赤い伝染病」(Crimson Contagion)というコード名で演習を行っており、演習では、中国で最も早くウイルスが現れたことを想定していました。また、2019年10月、米国の複数の機構が “Event 201”をコード名とする世界規模の流行病の演習を行い、想定したのはCAPSというコロナウイルスでした。
ここで、3つ目の質問です。このように去年、米国で行われた伝染病演習が現実とかみ合っていることは偶然なのでしょうか。しかも演習しているのに、なぜ新型コロナウイルス発生後、十分に注目、重視せず、「まだ十分対応できる状態にある」と示していたのでしょうか。
4.感染大流行を事前に予測していたのに、なぜ警告の情報を無視したのか?
今年4月、ABCは「内部筋によると、2019年11月下旬に、米情報関連スタッフが国防情報局、国防総省、ホワイトハウスに、伝染病が中国の武漢地区で広がっていると、警告を出した。また、米国立医療情報センター(NCMI)も、去年11月、ウイルスの大流行を詳しく説明した報告を提出しており、そのウイルスは後に確認された新型コロナウイルス『COVID-19』だった」と報じました。また、「ワシントンポスト」のウエブサイトでは、「今年に入ってからの2カ月あまりの間に、トランプ大統領は情報機構から新型コロナウイルスに関する警告を頻繁に受けていた」と報じました。
ここで4つ目の質問です。これらの警告に対して、米政府はなぜ「国家級非常事態宣言」発令を3月13日に先送りしたのでしょうか。
5.インフルエンザとされた患者のうち、新型肺炎の患者数を説明できるか?
今年2月21日、日本の朝日テレビは「米国のインフルエンザで亡くなった患者には新型肺炎による死亡者も含まれている恐れがある」と報じました。また、米疾病対策予防センター(CDC)が2月末に発表した報告では、「今年の冬のインフルエンザシーズンに、国内の感染者が3200万人に達するだろう」としていました。3月11日、米衆議院で、CDCのロバート・レッドフィールド(Robert Redfield)所長は、「米国の『インフルエンザ』患者の死亡者の中には、実際、新型肺炎に感染していた可能性がある人がいる」と認めました。
ここで5つ目の質問です。米国のインフルエンザ感染者のうち、新型肺炎の感染者はどれほどいるのでしょうか。インフルエンザを口実に、新型肺炎の真相を隠していないでしょうか。米国はいつインフルエンザウイルスのサンプルと遺伝子配列の情報を公開するのか、また、世界保健機関(WHO)または国連が派遣した専門家によるサンプリング分析は許可できるでしょうか。
6.新型コロナウイルスはいつから米国で現れたのか、コミュニティにおける伝染はいつから始まったのか?
今年4月下旬、米カリフォルニア州サンタクララ郡政府の公衆衛生部門が発表した最新検査報告によりますと、地元ではすでに2月6日に新型コロナウイルスの死者が報告されていたということです。これは米国が初の新型コロナウイルスによる死亡例を発表した20日前でした。また、「ロサンゼルス・タイムズ」の報道によりますと、サンタクララ郡の衛生担当者が「新しく見つかった死亡例から、当時『コミュニティでかなり感染が流行していた』ことが推定できる」と話していたということです。さらに、サンタクララ郡知事は「新型コロナウイルスは1月、さらにより早くカリフォルニア州で感染が始まっていたと言えるだろう」と強調しました。
ここで6つ目の質問です。米国ではいったいいつから新型コロナウイルスが表れたのでしょうか。またコミュニティでの感染は早くから始まったのではないでしょうか。
7.世界初の新型コロナウイルスワクチンの人体実験段階に入ったが、どのようにしてこのウイルス株を迅速に手に入れたのか?
「ウォールストーリート・ジャーナル」によりますと、米国立衛生研究所(National Institutes of Health)が3月16日に、「バイオ技術会社であるモデルナ(MRNA)が、新型コロナウイルスの実験性ワクチンについて、世界初の人体実験段階に入った」と述べているということです。これについて、専門家は「この速度は速すぎる。事前に実験を進めていないかぎり、こんなに早くウイルス株を手に入れることはできない」と指摘しています。
ここで7つ目の質問です。米国はなぜこれほど早くワクチンの人体実験を進めることができたでしょうか。米国はいつ、どのような形でウイルス株を手に入れたのでしょうか。
8.感染はそれほど深刻ではないという政府の表明に対して、高官らはなぜ株を売却したのか?
「ワシントンポスト」によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大が発生するおよそ1週間前に、米参議院情報委員会議長と夫人は所持していた33株を頻繁に売却していました。また、2月中旬、米政府が自国の新型コロナウイルスについて、それほど深刻ではないと示しているのに対して、なぜ、数名の参議員情報委員会の高官がこの時期に数万ドル相当の株を売却したのでしょうか。
8つ目の質問です。政治家はインサイダー取引を行うと同時に、民衆に対して感染を隠ぺいしていたのではないでしょうか。
9.米専門家が公の場で新型コロナウイルスに関する意見表明を禁じられているのはなぜか?
「ニューヨーク・タイムズ」によりますと、ペンス副大統領が新型コロナウイルス感染拡大防止活動を指導する中、ホワイトハウスは現地時間2月27日から、新型コロナウイルスに関する意見表明を規制するようになりました。多くの研究者や政府保健担当者は、副大統領事務室との協議を経てから、声明または公の場における新型コロナウイルスに関する話題に触れるよう求められました。
ここで9つ目の質問です。なぜ、言論自由の国と称する米国で、専門家や学者が自由に新型コロナウイルスに関して議論することを許されないでしょうか。何か隠ぺいしているのかそれとも何かを恐れているのでしょうか。
10.海外のバイオ実験室はいったい何を手がけているのか、なぜ一度も情報を公開しないのか。
ロシア衛星通信によりますと、連邦議会下院国際事務委員会の副主席が、世界各地に分布している米バイオ実験室の合法性への調査を提案したということです。ロシア内政、外交および国防分野の専門家は、「米国のこれらバイオ実験室は、仕事内容について一度も公開したことがない」と示しました。
ここで質問10です。米国はこれらバイオ実験室でどんな研究をすすめているでしょうか。なぜ、これら実験室の機能や用途、安全係数などについて語らないでしょうか。(提供/CRI)
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