「隠し財産」暴露の報復か=中国政府、米メディア2社の記者にビザ更新認めず―香港紙

Record China    2013年12月10日(火) 13時44分

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9日、昨年に中国指導部の不正蓄財を暴露したニューヨーク・タイムズとブルームバーグの記者に対し、中国政府はビザの更新を認めない方針だ。資料写真。

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2013年12月9日、香港紙・明報によると、昨年、中国指導部の不正蓄財を暴露した米ニューヨーク・タイムズ紙と米ブルームバーグ通信の記者に対し、中国政府はビザの更新を認めないという事実上の報復措置を取っているという。

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温家宝(ウェン・ジアバオ)首相(当時)と習近平(シー・ジンピン)国家主席の家族や親戚による巨額の隠し財産を報道したニューヨーク・タイムズとブルームバーグの中国特派員24人が、この年末で切れるビザの更新を中国政府から拒否されている。

今月2日、キャメロン英首相と李克強(リー・カーチアン)首相が出席した北京でのイベントで、中国当局がブルームバーグの記者の出席を禁じたため、英側がこれに抗議していたことが明らかになった。さらに、中国を訪れた米国バイデン副大統領は5日、中国政府の米国人ジャーナリストに対するビザ発給拒否について取り上げ、これを非難したが、中国政府に動じる気配はない。

北京の消息筋によると、中国政府が年末ぎりぎりになってビザを発給する可能性もあるという。一方で、ビザ更新を受けるために、党や政府、軍といった敏感な問題に関する調査報告を故意に先送りし、ビザ発給後にこれを報道しようと考える海外メディアの中国特派員もいる。あるベテランの特派員は「この時期、中国政府からすんなりビザを発給してもらえたならば、それは大した仕事をしてこなかったという証拠だ」と皮肉った。(翻訳・編集/本郷)

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