豆先生を救え!メール送れば10元寄付―重慶市

Record China    2007年5月17日(木) 12時11分

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重慶市の山村の教員豆洪波(ドウ・ホンボー)さん25歳が血を吐いて倒れた。薄給で大家族を養い、生徒に援助もしていたため蓄えがなく治療できない。悲嘆にくれる家族。

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2007年2月、重慶市の山村にある学校で一人の教員が血を吐いて倒れた。豆洪波(ドウ・ホンボー)さん25歳は半年くらい前から体調が悪いことに気づいていたが、病院にも行かず毎日教壇に立っていた。治療しなかったのは経済的な理由から。月700元(約1万円)の薄給で両親、弟妹、妻子を養わなければならず、貧しい家庭の生徒には自分の米を売ってでも生活費や書籍代を援助していたのだ。昼食はいつもインスタントラーメン。空いた時間は勉強が遅れている生徒に個別補講するなど、いつも子どものことばかり考える熱心な先生だった。

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吐血し入院した豆先生は重い腎臓病にかかっていた。栄養不良も一因だという。透析し続けるか、腎臓移植しか生きる道はない。しかし日々の生活費にさえ窮する豆先生は治療を続けることができない。***

事情を知った生徒や保護者が治療費を集めようと募金活動を始めた。そして噂が市内に広がり、新聞社、テレビ局、ネット、携帯電話会社が共同で「山村教師を救おう」キャンペーンを展開。携帯で所定のアドレスへメールすると、10元(約150円)が豆先生に寄付され、料金請求時に上乗せされる仕組みだ。しだいに全国に広まり、予想以上に多くの募金が寄せられた。今では体調も安定し、型の合う腎臓さえ見つかれば手術ができるという。(翻訳編集・WF)

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