Record China 2023年3月22日(水) 8時0分
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米国では2021年にアジア系へのヘイトクライムが前年比167%増加したが、米国人の約3分の1はそのことを知らないという。写真はニューヨーク。
米国では2021年にアジア系へのヘイトクライム(憎悪犯罪)が前年比167%増加したが、米国人の約3分の1はそのことを知らないという。中国の英字紙チャイナデイリーの中国語版サイトが20日付で報じた。
米国の複数のメディアの報道を引用して伝えたところによると、米国では21年にヘイトクライムの件数が激増し、前年比31%増の約1万1000件と過去最多を記録したことが、米連邦捜査局(FBI)のヘイトクライムに関する年次報告書で分かった。
21年に報告されたヘイトクライムの中で多かったのが脅迫、単純な暴行と破壊、傷害と器物損壊だ。反黒人、反アジアなどが偏見カテゴリーの上位に入り、アジア系への事件は前年比167%増だった。
カリフォルニア州立大学サンバーナーディーノ校の憎悪・過激主義研究センターのブライアン・レビン所長によると、21年のヘイトクライムの前年比は過去30年余りで最大で、「これは恐ろしい新時代を表している。何年にもわたって上昇した歴史的な記録が21年に破られた」と語る。
FBIの22年のヘイトクライムリポートは今秋に発表される予定だ。憎悪・過激主義研究センターがまとめた警察の暫定データによると、22年に米国の主要都市でヘイトクライムが増加し続けていることが示唆されるという。
チャイナデイリーは「不可解で衝撃的なのは、多くの米国人がアジア系米国人への暴力について全く知らないということだ。あるデータによると、米国人の3分の1近くがアジア系米国人への攻撃が増加していることを知らないという」と報じている。(翻訳・編集/柳川)
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