韓国系評論家、宮崎駿の「風立ちぬ」を痛烈批判=「非常に不道徳」「真の目的を覆い隠している」―米国

Record China    2013年12月11日(水) 13時19分

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11日、長江日報によると、ボストン映画評論家協会のメンバーで韓国系のInkoo Kang氏が、宮崎駿監督の「風立ちぬ」を批判した。写真はネット上の宮崎氏に関する画像。

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2013年12月11日、長江日報によると、米国の複数の映画評論家協会が相次いで今年度の映画作品の評価を発表しているが、ボストン映画評論家協会のメンバーで韓国系のInkoo Kang氏が、宮崎駿監督の「風立ちぬ」を批判したことが注目を集めている。

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賞レースの行方よりも目を引いたのは、ボストン映画評論家協会の投票会場での劇的な一幕だった。Inkoo Kang氏は、会場で以下のような声明を読み上げた。

「宮崎駿監督の『風立ちぬ』は、日本の戦後の歴史に対する態度をよく表している。戦争の恐ろしさは認めているが、このような恐ろしい結果を引き起こした戦争の中で、自分がどのような役割を演じたかについては認めていない。私に言わせれば、この映画は非常に不道徳である。なぜなら、飛行機が製造された真の目的を覆い隠しており、しかも、これらの飛行機が中国や韓国の労働者によって製造されたという事実にまったく触れていないからだ」

同氏はこのような声明を読み上げた理由について、「多くの米国の映画評論家たちが、これほどにも明らかな『風立ちぬ』の道徳的盲点を十分に考慮していないため」と説明。「この映画は単に無害な理想主義者の映画だとすべきではなく、日本の戦後の主流文化の文脈の中で評価しなければならない。戦後の日本は、一貫して戦争犯罪についての反省を拒絶し、極端な状況の下では戦争犯罪自体をも認めないこともある」とした。

なお、「風立ちぬ」は3人の棄権者を出した投票の結果「アナと雪の女王」を破り、ボストン映画評論家協会の最優秀アニメーション賞に選ばれている。(翻訳・編集/北田

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