5月6日、中国・中南大学応用化学学科1605班の「クラウド卒業写真」がネット上で大きな反響を呼んだ。話題となった写真には、中南大学の校内でさまざまなポーズを取り、手書きの学士服を身に付けた28人の学生が写っている。三湘都市報が伝えた。

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「みんなと一緒に卒業写真を撮ることができないのはすごく残念だが、こういう形で思い出を残して、この特殊な卒業シーズンを胸に刻みたい」と、写真を作成した寧家俊さんは語った。

寧さんは今年の中南大学の卒業生の一人で、取材に応じた際、卒業論文の準備をしていた。「新型コロナウイルスがなければ、今頃は大学でクラスメートと一緒に卒業の準備を進め、卒業写真も普通に撮れるだろう」と残念な気持ちを口にした。

寧さんの話によると、例年のスケジュールでは6月の初めに卒業写真を撮るが、新型コロナウイルスの影響で大学は始業日をなかなか発表してくれない。おそらく今まで通りには卒業写真が撮れないと思い、クラスの皆に残念な気持ちを残さないため、同じクラスの何佳蕾さん、葛梓［火華］さんと一緒にこの特別な卒業写真を作った。「顔部分は本人の写真を使っているが、体の部分は手書きの学士服となっていて、かわいい雰囲気を作り出した」と寧さんはデザインのポイントを教えてくれた。

撮影が趣味の寧さんは普段から画像編集ソフトを使って写真を加工しているため、難しい作業ではなかったが、細かい修正も加え、5月2日にクラスメートから写真を集めてから9枚の写真が完成するまで丸3日かかったという。

「今はこういう形でしかクラスメートのみんなを一枚に収められないが、チャンスがあればいつかみんなと本物の卒業写真を撮りたい」と寧さんは思いを語った。（提供/環球網・編集/孫ソウ）