中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報（電子版）は16日、「全世界で4カ国・地域だけが、米国の新型コロナ対応は中国より良いと考えている」とする記事を配信した。

記事は、デンマーク元首相で前北大西洋条約機構（NATO）事務総長のアナス・フォー・ラスムセン氏率いるデンマークの調査会社アライアンス・オブ・デモクラシーズ・ファウンデーションとドイツの調査会社ダリア・リサーチが共同で、53カ国・地域の約12万人を対象に実施した、新型コロナウイルス感染症への政府の対応に関する調査結果について取り上げた。

記事は、「調査結果によると、53カ国・地域の圧倒的多数の回答者が、中国のコロナ対応は良いと考えているだけでなく、ほぼすべての国と地域で、中国（の対応）が米国より良いと考えていることが分かった。米国の対応が中国より良いと考えているのはわずか4カ国・地域だけだ」とした。

そして、その4カ国・地域について、「この調査結果について伝えたオリジナルの報告書によると、米国自身、『台独（台湾独立）』の民進党当局によってコントロールされている台湾地区、韓国そして日本だ」とした。

記事はまた、米国のコロナ対応は良いと回答した人の割合と中国のコロナ対応は良いと回答した人の割合について、韓国と台湾では前者が後者をわずかに上回る程度であったのに対し、米国では、前者が後者より13ポイント、日本では17ポイント高かったことも紹介した。

さらに、「英紙ガーディアンもこの調査結果について報じているが、何が原因かは分からないが、米国の新型コロナ対応は中国より良いと考えているのは3カ国・地域だとし、日本のことは漏らしている」とも伝えている。（翻訳・編集/柳川）