ドイツ人が解説する日独の違い、戦争犯罪を反省する国と侵略を美化する国―中国紙

Record China    2013年12月14日(土) 21時44分

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13日、人民日報はドイツ平和協会ヘッセン州支部長のインタビュー記事「日本の侵略美化が加速」を掲載した。戦争犯罪を真摯に反省するドイツに対し、日本人は自分たちを被害者だという誤った考えを持っていると指摘した。写真は南京大虐殺記念館。

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2013年12月13日、人民日報はドイツ平和協会ヘッセン州支部長のインタビュー記事「日本の侵略美化が加速」を掲載した。

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日独は二次大戦時に他国を侵略した歴史を持つ。ドイツでは国民もメディアも、そしてほぼすべての政治関係者も侵略の罪を批判。ホロコーストの否定は禁止されている。しかし日本ではこうした歴史的な罪を認めようとする意志ははるかに弱い。しかも安倍政権は侵略と暴行の歴史を否定し美化しようとするトレンドを強化している。

なぜこのような違いが生まれたのか。ナチスの被害者には多くのドイツ人も含まれているのに対し、日本で虐殺の被害を受けたのは他国の人間だったというのも原因の一つだろう。

また、ドイツは欧州の中心に位置し、文化的にも歴史的にも他国と深いつながりを持つが、隔絶した日本の地理的文化的環境とは異なっている。欧州議会、欧州連合(EU)、北大西洋条約機構(NATO)に加入することでドイツは国際社会の一員となってきた。

一方、東アジアには同様の組織はなく、ナショナリズム以外に日本人はアイデンティティーを見つけられない。地域協力政策の推進は日本が自国の歴史を批判する助けとなるだろう。

二次大戦には二つの重要なポイントがあった。ホロコーストと原爆の使用だ。ホロコーストの強制収容所はドイツ人に罪を突きつけるものとなっている。一方、広島と長崎の原爆は日本人に「自分たちは被害者」との間違った考えを与えるものとなった。自国の歴史的な罪を認める点において、ドイツは日本よりも徹底している。(翻訳・編集/KT)

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