Record China 2020年5月15日(金) 7時50分
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12日、韓国・聯合ニュースは、新型コロナの影響で、同国の学校が2カ月以上休校となる中、高校1年生の子を持つ親の間で、学費負担の公平性をめぐって議論が起きていると報じた。写真は韓国の学校。
2020年5月12日、韓国・聯合ニュースは、新型コロナウイルス感染症の影響で、同国の学校が2カ月以上休校となる中、高校1年生の子を持つ親の間で、学費負担の公平性をめぐって議論が起きていると報じた。
韓国では、昨年から高校無償化が段階的に導入されているが、高校1年生のみ無償化は来年から。無償教育から除外された高校1年生の子を持つ親たちからは、休校中にもかかわらず授業料などの負担を強いられることに、不満の声が続出しているという。
ソウル近郊の仁川(インチョン)市の高校では、入学金と教科書代は高校1年生も無償支援しているが、授業料と学校運営支援費は支払う必要があるという。4回に分けて払う授業料は通常は1回に35万ウォン(約3万円)、計140万ウォン(約12万3000円)になる。同様に4回に分けて支払う学校運営支援費は、1回に平均7万2000ウォン(約6300円)、計28万ウォン(約2万5000円)ほどになるという。
このため、休校によるオンライン授業を受けるに当たっても、高校1年生のみ学費負担が生じており、親から不満の声が相次いでいるという。
大統領府のホームページには、国民が政府に対する要望などを書き込むことができる「国民請願掲示板」があり、「高校1年生の授業料減免」を提案する請願には、12日午前10時半現在、6329人の同意を得ている。
これに、韓国のネットユーザーからも、「私は高校1年生の子どもの親だが、1回目に続いて2回目の学費も間もなく支払わなければいけない。親の立場としては憂うつだ」「失業した親もいるだろうに…」「学校に行っていないのに授業料を払うのは納得できない」などと不満の声が上がっている。
また、「すでに支払った学費を返して」「授業料の一部だけでも返還してほしい」「2回目の支払いは当然減免すべき」「高校1年生の無償教育導入を急いで」などと対応を求めるコメントも寄せられている。(翻訳・編集/関)
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