映像から見る習主席の山西省視察

CRI online    2020年5月12日(火) 21時5分

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習近平総書記は12日、山西省太原市を視察しました。この中で、習総書記は山西転換型総合改革モデルエリア政務サービスセンターや、太鋼ステンレス精密帯鋼(おびこう)有限公司、汾河太原城区晋陽橋エリアを相次いで訪問し、伝統的製造業のモデルチェンジとアップグレード、感染症終息後の企業の作...

 習近平総書記は12日、山西省太原市を視察しました。この中で、習総書記は山西転換型総合改革モデルエリア政務サービスセンターや、太鋼ステンレス精密帯鋼(おびこう)有限公司、汾河太原城区晋陽橋エリアを相次いで訪問し、伝統的製造業のモデルチェンジとアップグレード、感染症終息後の企業の作業・生産再開、生態環境保護と汚染対策などの現状を視察しました。

 黄河第二の支流である汾河は山西省最大の河川で、山西省民の母なる河として親しまれています。その長さは太原市内で188キロに及び、「九河」と呼ばれる9本の支流(南沙河、北沙河、北澗(かん)河、玉門河、虎峪(こよく)河、九院沙河、冶峪(やよく)河、風峪(ふうよく)河、小東流河)があります。歴史上の原因で、いずれも水質がひどく汚染され、それぞれ市街地の東西両側から汾河に合流しています。

 汾河の水質と都市生態環境の向上をめぐり、太原市は2014年にまず南沙河の総合改善工事を完成させ、2017年には、ほか「八河」の改善も完成し、この工程は「九河」総合改善プロジェクトと呼ばれています。2017年、太原市は汾河工事の第1期と第2期プロジェクトを踏まえて第3期を実施し、2019年6月に完了しました。現在、汾河エリアは長さ40キロ近くになり、水域の平均幅は300メートル、両岸の景観と緑地の平均幅は150メートルで、芝生やグラウンドカバー、水生植物などの総面積は344.98万平米に上りました。

 習総書記は12日午後、地元の鉄鋼企業=太鋼ステンレス精密帯鋼有限公司を訪れました。同公司は2008年8月に発足し、山西転換型総合改革モデルエリア内に位置します。主な製品は厚さ0.02ミリ~0.5ミリ、幅3ミリ~650ミリの高強度ステンレス精密帯鋼で、年間生産量は2万トンとなっています。

 ここでは、広幅精密帯鋼箔材(厚さ0.02ミリ、幅640ミリ)が2018年に開発され、世界初の快挙となりました。この鋼材の厚さは髪の毛の直径の3分の1にも満たず、A4サイズの紙よりも薄いため、手で軽々とちぎれるということから、「手ちぎり鋼」とも呼ばれています。

 「手ちぎり鋼」は高い付加価値があり、折りたたみ式スマートフォンのスクリーンや蓄電池などの生産に用いられます。

 山西省は中国初の試みである、全省域・全方位・系統的な国家資源型経済転換型総合改革試験区として、2017年2月に、8つの主要産業パークを統合して山西転換型総合改革モデルエリアを設立しました。総面積は約600平方キロで、2019年に区内GDPは524.8億元に上りました。

 そのイノベーションの成果はエリアの政務サービスセンターで展示されています。センターは2019年5月に設置され、面積は約230平米となっています。(提供/CRI

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