中国のフィットネスクラブ、豊かさの象徴だったが現在は―米メディア

Record China    2013年12月17日(火) 18時22分

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14日、これまで中国ではフィットネスクラブに通う人は経済的に豊かな人が多かったが、今後はありふれた存在になるかもしれない。写真は浙江省のフィットネスクラブ。

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2013年12月14日、環球時報によると、米ブルームバーグ・ビジネスウィークは12日、これまで中国ではフィットネスクラブに通う人は経済的に豊かな人が多かったが、今後はありふれた存在になるかもしれないと伝えた。

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フィットネスクラブで働いている29歳の男性は、体育大学で専門的な教育を受け、卒業後は個人向けのトレーナーをしている。トレーナー料は1時間あたり35〜200ドル(約3600〜2万円)。クラブに一部天引されるが、収入は多い。

生活スタイルや食生活の変化などから一般の人の間でも健康に対する意識が高まり、特に肥満や高血圧などの危険を抱える人が多くなり、フィットネスクラブを利用する人が増えている。オランダのコンサルティング会社は20年以内に中国が世界最大のフィットネスクラブ・スポーツクラブ市場になるとみており、人口のわずか4%が会員になるだけでも3万を超えるクラブの需要が見込める。

現在、中国ではフィットネスクラブ会員は1%程度で、米国は15%となっている。2004年の時点では中国のフィットネスクラブは1434社で年間売り上げは5億8200万ドル(約598億7000万円)だったが、2012年には5749社、36億9000万ドル(約3790億円)と急速に成長しており、2018年には68億3000万ドル(約7015億円)、雇用者数は25万人に上ると予測されている。

これまでは低価格が売りのクラブと高級路線のクラブの2種類に分かれており、前者は軍人や警察官が体を鍛える場所、後者は成金が富をひけらかす社交場だった。今後は中産階級が取り込まれていくことが予想され、関係者は「フィットネスクラブはこれまで自身を誇示するためのアイテムだったが、美や健康を追求する場に変わりつつある」と話している。(翻訳・編集/岡田)

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