Record China 2020年5月14日(木) 15時20分
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北晩新視覚は14日、中国湖南省郴州市で起きた「偽の粉ミルク」事件で、問題の商品を勧めた医師に1年間の停職処分が下されたと報じた。写真は郴州市第一人民医院。
中国メディア・北京晩報のウェブサイト、北晩新視覚は14日、中国湖南省郴州市で起きた「偽の粉ミルク」事件で、問題の商品を勧めた医師に1年間の停職処分が下されたと報じた。
記事によると、メディアは昨年12月、郴州市第一人民医院の医師に、ある商品の購入を勧められたという保護者の訴えを報道。「医師が購入場所、商品名を指定したその商品は単なる粉末飲料で子どもに発育の遅れが生じた」というもので、市の市場監督管理局などは13日までに、損害賠償や医師の停職処分を盛り込んだ処罰決定を関連する企業に下した。
現地では他にも、乳児向け用品店が粉末飲料を特殊な粉ミルクと称して販売する問題が起きている。摂取した子どもには湿疹や体重の急減、頭蓋骨の異常などが見られ、その後、「くる病(ビタミンDの代謝障害によりカルシウムとリンの吸収が進まず、乳幼児の骨格に異常が起きる病気)」と診断されたという。
中国では2008年に有害物質メラミンによる「汚染粉ミルク」事件が起きており、被害に遭った乳幼児は30万人近くに上った。(翻訳・編集/野谷)
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