北朝鮮の張成沢氏、失脚の予兆は数カ月前から=金第1書記への報告を行っていたのは崔竜海氏―中国メディア

Record China    2013年12月16日(月) 17時15分

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15日、評論家の杜平氏は、フェニックステレビの番組に出演した際、「今年の初めごろから北朝鮮内部の権力に変化が起きており、中国政府はすでに注意深く観察してきた」と述べた。写真は張成沢氏の裁判の様子を伝える報道。

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2013年12月15日、評論家の杜平(ドゥ・ピン)氏は、フェニックステレビ(鳳凰衛視)の番組に出演した際、「今年の初めごろから北朝鮮内部の権力に変化が起きており、中国政府はすでに注意深く観察してきた。ただ、メディアが報道してこなかっただけだ」と述べた。

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金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が2012年に権力を握って以降、2012年7月に訪中するなど、中国とのパイプ役を担ったのが失脚した張成沢(チャン・ソンテク)氏だった。当時、金政権の中での張氏の地位は相当高かっただろう。

しかし今年5月22日、崔竜海(チェ・リョンヘ)氏は中国を訪問し習近平(シー・ジンピン)国家主席と面会した際、習主席に金第1書記の直筆の手紙を手渡している。この出来事は、崔氏が金第1書記からますます重視されていることを表しており、その時点ではすでに張氏の地位をも上回っていたと見ることができる。

中国中央対外連絡部の王家瑞(ワン・ジアールイ)部長が崔氏と面会した際、崔氏に「中朝関係について、現在、直接金正恩第1書記に報告を行っているのは誰か」と聞くと、崔氏は「私です」と回答したという。つまり、彼はトップに対して中朝関係を含む各種の情報を伝えることができたということである。このことからも、中国政府は北朝鮮の最高指導者の今回の動向について、あらかじめ感じとっていたことがわかる。(翻訳・編集/北田

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