韓国忠清南道青陽郡のキムチ製造工場で新型コロナウイルスの集団感染が発生した。韓国・聯合ニュースが3日付で伝えた。

記事によると、2日に同工場で働く20代のネパール人女性の感染が判明。工場を閉鎖して134人に検査を実施したところ、3日までに20人の感染が確認された。

同工場では8月28日から9月2日までに50トンのキムチを生産。このうち40トンがすでに大田、済州、天安、華城などに出荷され流通している。工場は工場に残った10トンを直ちに廃棄、出荷したすべての製品を回収、廃棄する予定だという。

韓国の防疫当局は「食べ物を介して感染した例はない」として、市民にパニックにならないよう呼び掛けている。（翻訳・編集/北田）