Record China 2020年5月20日(水) 21時0分
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ドイツ・デュッセルドルフのトーマス・ガイゼル市長は19日、市内の人気フレンチレストランのシェフがSNS上で「中国人客は歓迎しません」と発言したことに「憤慨」を表明した。写真はデュッセルドルフ市。
ドイツ・デュッセルドルフのトーマス・ガイゼル市長は19日、市内の人気フレンチレストランのオーナーシェフがFacebook上で「中国人客は歓迎しません」と発言したことに「憤慨」を表明した。中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)が20日付で伝えた。
新型コロナウイルスの影響で休業していたミシュラン星付きのフレンチレストラン、Im Schiffchenのオーナーシェフ、Jean-Claude Bourgueil氏は13日、Facebook上で営業再開を告知した際、「中国人客は歓迎しません」と発言して中国系住民などから批判を浴びた。
トーマス・ガイゼル市長は、中国の馮海陽(フォン・ハイヤン)駐デュッセルドルフ総領事に宛てた書簡で、「多くのデュッセルドルフ市民と同様に、私はレストランのオーナーのFacebookへの投稿に憤慨しています。そのような行動は、大規模で活気のある中国系コミュニティーがあることを誇りに感じているこの国際都市には調和しません。どうかデュッセルドルフの同胞にこのことをよろしくお伝えください」とした。
この問題をめぐっては、シェフがFacebook上で謝罪したが、ミシュランガイドは15日、「1人1人を尊重することがミシュランの大事な価値観の1つ。われわれはいかなる形式によっても人種差別的な言論を断じて許さない」と非難する姿勢を示した上で、公式サイトのミシュランガイド公式リストから直ちに削除することを明らかにしていた。(翻訳・編集/柳川)
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