処刑された張成沢氏、娘が存命なら違った運命も―韓国紙

Record China    2013年12月20日(金) 15時55分

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18日、処刑された北朝鮮ナンバー2・張成沢氏には一人娘がいたが、2006年に自殺。現在も存命ならば、張氏の運命はこれほど悲惨なものにはならなかったかもしれない。写真は北朝鮮兵士。

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2013年12月18日、韓国紙・中央日報によると、北朝鮮の事実上のナンバー2で金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の叔父・張成沢(チャン・ソンテク)氏には一人娘がいたが、2006年8月に自殺しており、現在も存命であったならば、張氏の運命はこれほど悲惨なものにはならなかったかもしれない。新聞晩報が伝えた。

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北朝鮮上層部の事情を分析していた韓国政府の元担当者によると、張氏とその妻・金敬姫(キム・ギョンヒ)氏(金正恩第1書記の叔母にあたる人物)は別居して久しく、すでに離婚同然の状態だったが、娘の張琴松(チャン・グムソン)さんが現在も生きていれば2人の仲をつなぎ止めることができていたかもしれないという。

しかし、張琴松さんはフランスに留学していた2006年8月に自殺。張成沢氏と金敬姫氏は娘の死をめぐって口論となり、その関係は修復が不可能なほどこじれてしまったと元担当者は明かした。もし張琴松さんが存命なら家族関係を維持でき、母親やいとこの正恩氏に救いの手を求めることもでき、張氏は処刑という悲惨な運命をたどることはなかったかもしれないと話している。

張氏と敬姫氏夫婦は当時、張琴松さんが海外へ留学することを不安に思い、金日成総合大学フランス語学科を卒業したキム・オクギョンさんという女性と男性ボディーガードをわざわざフランスへ同行させ、生活を共にさせたほどだった。ところが、張琴松さんとこのボディーガードが恋に落ちてしまった。反対した夫婦は娘を帰国させようとしたところ、心を痛めた張琴松さんは自殺してしまったという。

また、長兄・張成禹(チャン・ソンウ)大将が2009年8月に、次兄・張成吉(チャン・ソンギル)中将が2006年7月と相次いで死亡していることも張氏の粛清につながる大きな要因だったのではないかと韓国政府は見ている。(翻訳・編集/岡田)

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