夜の街にあふれる酔っ払い、年末年始は韓国人の飲酒量が最大に、なぜこれほどまでに酒を飲むのか―中国メディア

Record China    2013年12月20日(金) 23時22分

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19日、韓国人の酒好きは有名だが、年末年始になるとその飲酒量は最大になる。この時期はさまざまな飲み会が開かれ、大勢の酔っ払いが夜の街にあふれる。

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2013年12月19日、中国広播網によると、世界有数の飲酒大国・韓国では、年末年始に人々の飲酒量が最大になり、夜の街は大勢の酔っ払いであふれかえる。

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この時期、夜になると韓国のバーやレストランは活気づく。週末は特に盛況だ。韓国人は飲み会を開くと、3回は店を「はしご」する。地下鉄の最終電車は酔っ払いの長い列ができ、不幸な事故もたびたび発生している。韓国統計庁のデータによると、昨年1年間で「月に平均2〜3回程度飲酒する」と答えたソウル市民は約30%。「毎週1〜2回」が26%、「毎週3〜4回」が約10%で、「ほぼ毎日飲む」と答えた市民は5%だった。

韓国ウオッチャーの南黎明氏は、「韓国人にとって大量飲酒の季節が到来した」と話す。韓国では年末年始にさまざまな集まりが開催される。会社の飲み会や同級生の集まり、家族や友人などの集まりだけでなく、地域住民の集まりもある。こうした集まりに飲酒は欠かせない。

ではなぜ韓国人は酒を飲むのか? 南氏は「原因は2つある」という。1つは孔子の儒家思想が深く根付いていることから、韓国人は自分を表現することが苦手であり、酒を飲むことで自分を素直に出せるという。もう1つは職場でのストレス解消だ。60年代には後進国だった韓国が80年代には「アジアの4龍」の1つにまで発展した背景には、強度の緊張を強いる職場環境がある。そこで職場の雰囲気を和やかにするため、仕事が終わった後で仕事仲間と飲みに行くことが多いという。

さらに、韓国人の酒の飲み方は欧米人と違い、複数の人間と一緒に食事をしながら飲むのが一般的。もし政府が飲酒を規制すれば、酒の消費量が減るだけでなく、レストランなどの外食産業や食材を供給する農林水産業も大打撃を受けることになる。喫煙に厳しい韓国政府が飲酒に対して寛容なのは、こうした背景が隠れているのだ。(翻訳・編集/本郷)

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