CRI online 2020年5月22日(金) 14時40分
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22日、中国第13期全人代第3回会議が北京で開幕し、今年の主要な発展目標と次の段階の全般的計画についての説明が行われた。写真は雲南省の貧困地区の産品を売る店。
現状について総合的に検討・判断した上で、われわれは感染症発生前に計画していた所期目標を調整した。具体的には次の通りとする。
◇今年は雇用の安定・民生の保障に優先的に取り組み、貧困脱却への堅塁攻略戦に断固勝利し、小康社会(いくらかゆとりのある社会)の全面的完成という目標・任務の達成に努める。
◇都市部新規就業者数は900万人以上、都市部調査失業率は6%前後、都市部登録失業率は5.5%前後とする。
◇消費者物価の上昇率は3.5%前後とする。
◇輸出入の安定促進・品質向上をはかり、国際収支を基本的に均衡させる。
◇住民所得の伸び率を経済成長率とほぼ同じにする。
◇現行の基準で農村貧困人口に当たる人々をすべて貧困から脱却させ、貧困県に当たる県からもれなく貧困という呼称を取り去る。
◇重大な金融リスクを効果的に予防・抑制する。
◇GDP原単位当たりのエネルギー消費量と主要汚染物質の排出量を引き続き削減し、第13次五カ年計画期の目標・任務の完遂に努める。
積極的な財政政策は、より積極的かつ効果的なものにする必要がある。今年の財政赤字の対GDP比は3.6%以上とし、財政赤字の規模は前年度比1兆元増とするほか、感染症対策特別国債を1兆元発行する。これは緊急時の特別措置である。
穏健な金融政策は、より柔軟かつ適度なものにする必要がある。預金準備率と金利の引き下げ、再貸付などの手段を総合的に活用し、広義マネーサプライ(M2) ・社会融資規模(企業や個人の資金調達総額)の伸び率が前年度の水準を明らかに上回るよう促す。
貧困脱却は小康社会を全面的に完成するうえで必ず成し遂げなければならない重要な任務であり、現行の貧困脱却基準を堅持し、貧困救済措置の実施を強化し、残された貧困人口すべての貧困脱却を確保し、再貧困化した人々に対するモニタリング・救済の仕組みを十全なものとして機能させ、貧困脱却で得た成果をうち固めなければならない。
今年に入ってすでに5カ月近く経っているが、次の段階では常態化した感染症対策の取り組みにたゆまず力を入れ、経済・社会発展の諸般の活動に着実に取り組んでいく必要がある。(提供/CRI)
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