「新型コロナは中国の生物兵器」と言いふらしているのは誰か、意外な真相が―米華字メディア

Record China    2020年6月5日(金) 16時20分

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4日、米華字メディア・多維新聞は、「新型コロナウイルスは中国の生物兵器」との情報をSNS上でまき散らしている正体が発表されたと報じた。写真は武漢。

2020年6月4日、米華字メディア・多維新聞は、「新型コロナウイルスは中国の生物兵器」との情報をSNS上でまき散らしているのが「ロボット」であるとの研究結果が発表されたと報じた。

記事は、新型コロナウイルスをめぐる米中両国の対立が激しさを増す中、オーストラリアの研究団体が3日にウイルスの発生源に関するSNS上の情報について調査研究した結果を発表したと伝えた。

研究では、今年3月下旬の10日間にツイッター上で発信された260万件のツイートを分析したところ、「新型コロナウイルスは中国の生物兵器だ」といった類の情報を流していたのが米国の保守派政治家、極右的陰謀論「Qアノン」の支持者に関連する28のリストであることが分かったとしている。

さらに、「新型コロナウイルスは中国の生物兵器だ」というハッシュタグが「Qアノン」のリストにおいておよそ900回シェアされるとともに、リツイートは1万8500回におよび、合計閲覧数は500万回にも達したことが明らかになった。これらのツイッターアカウントの多くは「ロボット」で、自動的にツイートをシェアするという。

記事は「これらのリストの背景にどんな勢力がいるのかまではこの研究団体も断定できなかったが、研究者はアカウントの画像、自己紹介、参加しているリストなどから、トランプ米大統領や『メイク・アメリカ・グレート・アゲイン』運動、共和党、そして『Qアノン』に関係していることを発見した」と伝えた。(翻訳・編集/川尻

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