人民網日本語版 2020年5月25日(月) 16時8分
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ブルース・リーの影響を受けて、ヌンチャクが趣味になったという人は少なくない。
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ヌンチャクは、伝説のアクションスター、ブルース・リー(李小龍)を通して、世界的に広く知られるようになった。ブルース・リーの影響を受けて、ヌンチャクが趣味になったという人も少なくない。上海市松江区に住む「90後」(1990年代生まれ)の謝徳勝(シエ・ダーション)さん(28)もブルース・リーの熱狂的ファンだ。謝さんはヌンチャクを始めて11年にもなり、これまでにさまざまな武術大会で優勝し、3度にわたりギネス記録を作ってきた。謝さんはこれまで全精力をヌンチャクにつぎ込んできた。中国新聞網が伝えた。
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■ヌンチャクで自信がついた
「僕は細身で小柄。当初は護身のためにヌンチャクを始めた。だけど予想外にもヌンチャクを始めるとどんどんはまっていった」と話す謝さんは2009年からこれまで11年間もヌンチャクを続けてきた。
グリーンのジャージを着て、右手でヌンチャクを握り、スピーディーな攻撃を繰り出す。上海のあるキックボクシングクラブで、ヌンチャクを巧みに操る謝さんを取材した。
謝さんは、ヌンチャクで卓球練習マシンから放たれた球を、次々と打ち返していた。簡単そうに見える攻撃アクションも、実際には、極めて高いレベルの総合的な体力やコントロール力、瞬発力などが求められる。
謝さんは2019年12月6日、上海徐匯区で、1分間で卓球練習マシンから放たれた球32球をヌンチャクで打ち返し、2020年1月18日には、江蘇省南通で40秒以内に、ヌンチャクで瓶のふた10個を開ける記録に挑戦して、最終的に34.80秒の記録をたたき出した。この2つはいずれもギネス世界記録に認定された。ただ新型コロナウイルス流行の影響で、謝さんはその認証を4月24日になってようやく手にした。
謝さんは、以前にも、ヌンチャクで1分以内にロウソク52本の火を消すギネス世界記録も達成しており、ギネス記録を合わせて3つ保持している。
ヌンチャクを始めたばかりの頃について、謝さんは「頭に当たったりして、よくけがをしていた」と苦労したことを話す。しかし、「コツコツと努力を重ね、10年1日のごとく努力してきた」とし、今では自分の手の一部のようにヌンチャクを操ることができるようになったという。
■「ブルース・リーがやる気の源」
現在、謝さんは上海で、ヌンチャクを教える仕事をしており、その合間に、いろんな技法を研究し、練習している。
中国人は卓球に強い思い入れがあるため、謝さんのフォロワーの間で最も人気が高いのがヌンチャクで卓球の球を打ち返す動画だ。
「僕はブルース・リーの負けず嫌いの精神がとても好き。ヌンチャクの武術をもっと世界に広めたい。今後も、ヌンチャクの武術を教える仕事を続け、一人でも多くの人にヌンチャクについて知ってもらい、世界に中華武術の精神を発揚したい」と謝さん。(提供/人民網日本語版)
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