第13期全国人民代表大会第3回会議は28日、北京で閉幕しました。李克強総理は閉幕後に開かれた内外の記者会見で、「（今年は）経済成長の数値目標を設定しなかったものの、雇用、基本的民生、市場主体など『６つの確保』の目標は定めている。民衆に経済の成長をより直接的に感じさせ、経済成長の質をより高いものにするための取組みである」と話しました。

　そのうえで、「新型コロナウイルス感染症が世界経済にもたらした衝撃は歴史上、稀に見るものであった。中国経済は、世界経済に深く融け込んでいるため、蚊帳の外に身を置くことができない。中国政府が講じた対応措置は主として雇用の安定化、民生の保障を念頭においたもので、住民の消費能力を確保し、消費の促進と市場の活性化に役立つ。中国はまだ政策的な余裕度があり、財政や金融、社会保障などのいずれにおいても、政策的な用意がある」と語りました。（提供/CRI）