中国共産党が道徳教育の徹底を指示、「核心的価値観」を小学校から導入へ―香港紙

Record China    2013年12月27日(金) 21時18分

拡大

24日、中国共産党中央弁公庁はこのほど、小学校から大学までの教育機関を対象にしたマルクス主義的教育プログラムを発表した。写真は南京の中学で行われた中国共産主義青年団入団式。

(1 / 2 枚)

2013年12月24日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、中国共産党中央弁公庁は、小学校から大学までの教育機関を対象にした異常に詳細なマルクス主義的教育プログラムを発表した。25日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

その他の写真

このプログラムは、習近平(シー・ジンピン)中国国家主席が社会不安に対抗し、数十年の高度経済成長がもたらした道徳の空白を補填(ほてん)する目的で作られたとみられている。

文書では、学校だけでなく、メディアや商業団体に至るまで、およそすべての社会に対し、社会主義の核心的価値観を広めることを求めている。この核心的価値観は、2012年の中国共産党第18回全国代表大会において提唱されたもので、「富強、民主、文明、調和」「自由、平等、公正、法治」「愛国、勤勉、誠実、友和」の3部・計24文字から成り、「3つの提唱」と呼ばれている。

中国人民大学政治学部教授の1人は、「指導者たちは自己の政治的遺産を後世に残すため、『3つの提唱』をすべての社会が受け入れ、それぞれの社会機関が独自の行動計画を持つことを要求している。問題は国民がそれを受け入れるか否かだが、彼らの頭の中にそれを刻みつけることは不可能だ」と語っている。(翻訳・編集/本郷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携