2013年に注目を集めたニュースを「中国10大ニュース」として振り返る。1件目は習近平（シー・ジンピン）・李克強（リー・カーチアン）体制の発足。

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3月14日、中国・北京市で開催された全国人民代表大会（全人代）で新しい国家主席などを決める選挙が行われ、胡錦濤（フー・ジンタオ）氏に代わり、中国共産党総書記の習近平氏（国家副主席）が国家主席として選出された。また、習氏に代わり、共産党政治局員の李源潮（リー・ユエンチャオ）氏が副主席に選ばれた。

選挙は14日、全人代の全体会議で約3000人の代表による信任投票で行われた。圧倒的な得票数で新国家主席に決定した習近平氏は2012年11月、中国共産党総書記と軍部のトップに相当する共産党中央軍事委員会主席に就任しており、これによって党・軍・国の3つを率いていくこととなった。

また翌15日には、温家宝（ウェン・ジアバオ）氏に代わり、李克強副首相が新首相として選出。16日には副首相や国務委員など閣僚陣が決定し、これを機に習・李体制が本格的に始動することとなった。（編集/北田）