Record China 2013年12月31日(火) 17時31分
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2013年に注目を集めたニュースを「中国10大ニュース」として振り返る。9件目は中国の防空識別圏の設定。写真は中国の主力戦闘機「Su−30」。
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2013年に注目を集めたニュースを「中国10大ニュース」として振り返る。9件目は中国の防空識別圏の設定。
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11月23日、中国国防部は日本の尖閣諸島(中国名・釣魚島)を含む形で東シナ海に防空識別圏(ADIZ)を設定した。中国は防空識別圏に進入する航空機に対し、事前にフライトプランを中国当局に提出することや、中国当局の指示に従うことを要求し、従わない場合は「防御的緊急対応をとる」とした。
これに対し、日米韓などが防空識別圏設定に反対を表明し、25日には米国のB-52爆撃機2機が中国の防空識別圏を事前通告なく通過した。しかし、中国が求めるフライトプランの提出について、日本政府は民間航空機に提出しないよう要請していたのに対し、米政府は航空各社に提出を提言。一部で「日本は米国に裏切られた」との報道も見られた。その後、日本政府もフライトプランの提出を容認している。
折しも、12月初旬にバイデン米副大統領の東アジア歴訪が予定されており、日本政府は米国と共同で防空識別圏の撤回を要求する声明を発表したい構えだったが、米国側は応じなかった。バイデン副大統領と中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席との単独の会談は2時間に及んだが、外交消息筋は「米国は防空識別圏よりも、米中の“新しい大国関係”を構築する方向に重きを置いている」と指摘している。(編集/北田)
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