Record China 2020年6月4日(木) 11時20分
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中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は3日、「中国海軍が西沙の砂浜で野菜栽培に成功した意義」と題する記事を配信した。
中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は3日、「中国海軍が西沙の砂浜で野菜栽培に成功した意義」と題した記事で、中国海軍が南シナ海の西沙(パラセル)諸島で野菜栽培に成功したことをめぐる香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストとマレーシア英字紙ニュー・ストレーツ・タイムズの報道を取り上げた。
それによると、サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)は2日、「南シナ海:この菜園は中国海軍の食料供給問題を解決するか」と題した記事で、次のように伝えている。
中国海軍はこのほど、公式マイクロブログのアカウントで発表したリポートで、永興(ウッディー)島の2000平方メートルの砂地から750キログラム以上の野菜を収穫したことを明らかにした。
中国本土からの距離の遠さは、南シナ海の駐留部隊に生鮮食品や水などを供給することを難しくしていた。リポートでは「これは中国が西沙の砂浜で野菜栽培に初めて成功したことを示している」とし、この技術を大規模に押し広めることで、南シナ海の駐留兵士らが直面している野菜不足を解決できる可能性があると述べている。
兵士と研究者らは、セルロース溶液を砂と混合することで、作物が栽培できる肥沃な土地に改良した。この技術は低コストかつ簡単なもので、適用後は、野菜不足問題だけでなく、島の大規模な緑化という難題も解決できるという。
ニュー・ストレーツ・タイムズ(電子版)も1日付の記事で、次のように伝えている。
中国の西沙諸島の駐留部隊は最近、「砂から土へ」の実験場で野菜栽培に成功した。この画期的な技術は、南シナ海の島々は安定したコミュニティーを維持できないという国際的な論理に対抗するものだ。
ベトナムの海洋問題専門家によると、この野菜栽培の声明は、島が排他的経済水域と大陸棚を備えた正当なものであるという中国政府の主張を強化するためのものであり、中国の動きの目的は、島の地理的特徴が人間の居住または経済生活の維持ができるという条件を満たしていることを証明することだ。(翻訳・編集/柳川)
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