身体障害者向けの就職説明会が開催、売り手市場に―福建省アモイ市

2007年5月18日、福建省アモイ市で身体障害者対象の就職説明会が開催された。30社近くの企業が参加し、200件余りの求人があったが、それに対し入場者は100人余りと「売り手市場」となった。

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中国では毎年5月の第3日曜日が「身体障害者デー」に定められており、今年は5月20日。毎年この時期には各地で身体障害者への援助活動や就職説明会などが行われる。

アモイ市政府は2006年6月、身体障害者の就職に関する条例を定め、企業などは従業員の0．8％を身体障害者とすることが義務づけられた。0．8％に満たない場合は「不足人数×前年度のアモイ市平均年収×60％」を身体障害者就職保障金として納付しなければならない。

今年5月1日、国務院（中央政府）が公布した「身体障害者就職条例」が施行され、従業員の1．5％以上を身体障害者とすることが義務づけられた。身体障害者をフルタイム勤務として集中的に雇用している企業などは、従業員の25％以上を身体障害者とすることが義務づけられた。

そのため、企業の身体障害者雇用需要が増え、身体障害者の一時的な「売り手市場」につながっているのではないかと見られている。(翻訳/編集・藤野)