Record China 2020年6月5日(金) 15時20分
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中国外交部の趙立堅副報道局長は4日の定例会見で、「香港人の約4割が移民を希望している」との報道に関する質問に回答した。写真は香港。
中国外交部の趙立堅(ジャオ・リージエン)副報道局長は4日の定例会見で、「香港人の約4割が移民を希望している」との報道に関する質問に回答した。中国メディアの観察者網が伝えた。
会見で記者から「最近、香港中文大学が公表した調査結果によると、37%の香港人が国外への移民を考えている。なぜこの割合が急激に増加したのか?中国はこれらの人たちが移民することを気にするか?」との質問があった。
これに対し、趙立堅(ジャオ・リージエン)副報道局長は「私にはあなたの質問の意味が分からない。中国は去るのも来るのも自由だ」と回答した。
このほか、記者会見ではある記者から英国のジョンソン首相が何度も香港に関する発言をしていることについて質問が出た。趙副報道局長は、「健全で安定した英中関係の発展は双方の利益にかなっているが、英国は中国と向き合って進み、共同で努力する必要があり、主権と完全な領土について相互に尊重することを貫き、内政には互いに干渉すべきではない」と語った。
英国海外市民(BNO)パスポート問題について趙副報道局長は、香港国家安全法は国家安全に深刻な危害を加えるごく少数が対象にすぎず、香港の高度な自治や香港人の権利と自由、外国人投資者の香港での正当な権益に影響を与えることはないとの見解を繰り返した。
その上で、「BNO問題でも国際的な連携で中国の内政に干渉しようとするとしても、いずれも出口はない。英国側が一方的に関係するやり方を変えようとするなら、それは自身の立場と約束を守らないだけでなく、国際法や国際関係の基本的なルールにも反する。われわれはこれに強く反対し、相応の措置を取る権利を有する」と英国をけん制した。(翻訳・編集/山中)
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