キムチ論争に続き…日韓で「海女文化」の本場の座をめぐる争いが勃発―中国紙

Record China    2013年12月28日(土) 23時20分

拡大

27日、日本では海女文化のユネスコ無形文化遺産への登録・申請を検討していた。しかし、それより先に韓国政府が突然、海女文化のユネスコへの登録・申請を目指していると発表した。

(1 / 2 枚)

2013年12月27日、日本では海に潜って貝類や海草を採集する「海女」の起源は非常に古い。2013年にNHK連続テレビ小説で放送された「あまちゃん」ブームに乗って、海女という古くから伝わる職業に改めて注目が集まっただけでなく、海女に関係のある地元の観光業も大いに潤い、日本では「海女文化」のユネスコ(国連教育科学文化機関)無形文化遺産への登録・申請を検討していた。しかし、それより先に韓国政府が突然、「海女文化」のユネスコへの登録・申請を目指していると発表した。揚州晩報が伝えた。

その他の写真

■韓国側「韓国の海女は日本より優秀」

韓国文化財庁はこのほど、2014年3月末までに済州島の「海女文化」のユネスコ無形文化遺産への登録・申請を目指していると発表した。韓国メディアによると、済州島には全盛期で約3万人の海女がおり、かつては中国の大連や青島ロシアのウラジオストクにまで遠征していたという。だが、近年では海女の高齢化が進み、昨年には4500人ほどにまで減少した。

韓国・延世大学の複数の医学部教授によると、「韓国の海女は非凡な能力を備えており、日本の海女より優秀。登録申請する資格は十分にある」と語る。また、専門家も「韓国の海水は日本に比べて低く、韓国の海女の耐寒能力は非常に優れている」と指摘した。1960年代、米国軍の戦闘機が海に墜落した際、韓国の海女が出動し、厳寒の冬の海水の中に潜り、数十秒間で墜落した戦闘機の乗組員を救助し、米国軍を大いに驚かせたという。

■韓国政府の発表が日本の強烈な反発を引き起こす

日本メディアによると、日本政府も「海女文化」のユネスコ登録・申請を検討しており、石川県や三重県は早くに海女文化の無形民俗文化財の一覧リストに指定されていた。ここ数日、日本のネットユーザーたちは韓国に対する不満を続々と書き込んでおり、海女文化は3世紀の史書「魏志倭人伝」にもすでに記述があるのに、韓国政府が海女文化を登録・申請するなんて「恥知らず」などと批判している。

三重県の教育委員会が2013年夏に行った調査によると、日本には現時点で漁業権を有する海女が1800人おり、志摩や伊豆などが海女の地として最も知られている。

■韓国は「海女文化の本場」であると反撃

アナリストは、キムチ論争に引き続き、日本と韓国の間で「海女文化」のユネスコ登録・申請に対する大論争が勃発するだろうとした。韓国済州島政府は、済州島の海女は17世紀の朝鮮王朝の史書に記載されていると指摘。韓国メディアは韓国の海女文化こそが本場であると主張すると同時に、日本が海女文化のユネスコ登録・申請を奪おうとしていると批判している。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/TF)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携