株の乱高下で行列のできる精神科―上海市

Record China    2007年5月20日(日) 14時46分

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2007年5月18日、上海青年報の報道によると、このところの株式市場の乱高下で心に異変を来たす人が急増している。多くが30〜40代、特に女性が増えたという。

2007年5月18日、上海青年報の報道によると、このところ株式市場が4000ポイントもの触れ幅で乱高下を繰り返しているため、心に異変を来たす人が急増している。上海市内の各病院に取材したところ、この3か月、不眠やうつの症状で精神科にかかる患者が列をなす状態で、多くが株式投資にかかわる30〜40代、特に女性が増えたという。

「最近すごく気持ちが不安定で…」と話し始めると、十中八九、株をやっていると精神科の医師は話す。心の悩みを解決するにはゆっくり話を聞きながら根本原因を探るが、最近では「お悩みは株でしょう?」と切り出せば、ずばり本題に入っていくという。病院の門を叩く人はまだいいほうで、大半の人が自分自身、心の病気に陥っていることにさえ気づかず、大きなストレスを抱えて暮らしているという。

華東師範大学の劉新民教授は、心の病が急増した原因について、株式投資の勉強もせずに財産の大半をつぎ込んだからだ、と厳しく指摘。上昇もすれば下落もする株式を理解し、せいぜい資産の3分の1までに押さえるよう自制し、株にのめりこむ生活から抜け出すことが治療の第一歩だ、と話す。(翻訳編集・WF)

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