偽造の香港ドル高額紙幣が出回る、市民や商店は大混乱―香港紙

Record China    2013年12月31日(火) 7時20分

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29日、香港で1000香港ドル(約1万3500円)紙幣の偽札が出回り、市民や商店を混乱に陥れている。写真は香港ドル。

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2013年12月29日、香港紙・文匯報によると、香港で1000香港ドル(約1万3500円)紙幣の偽札が出回り、市民や商店を混乱に陥れている。多くの商店では1000香港ドル紙幣の受け取りを拒否し始めており、市民は小額紙幣に両替するため銀行窓口に殺到しているという。新華網が伝えた。

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額面20香港ドル(約270円)以上の紙幣は香港上海銀行、スタンダードチャータード銀行、中国銀行(香港)の3行から発行されており、紙幣の図案は各行でそれぞれ異なるものの、色は統一されている。1000香港ドル紙幣は金色に近い黄色で印刷されており、最も高額な紙幣。

香港の警察当局によると、今月23日から28日までに中国銀行発行の1000香港ドル紙幣の偽札22枚、スタンダードチャータード銀行発行の1000香港ドル紙幣の偽札17枚の合計39枚の偽札が発見されており、28日に新たに香港上海銀行発行の1000香港ドル紙幣の偽札10枚が見つかった。また、28日にはマカオでも1000香港ドル紙幣の偽札22枚が発見された。

こうした状況の中、市民や商店の間では大きな混乱が発生している。79歳の朱さんはスーパーで買物をした際にレジで1000香港ドル紙幣を渡したところ、レジ係から紙幣の厚さが少し薄いのではと疑いをかけられ、警察に通報された。調査の結果、本物と判断され事なきを得たものの、朱さんは家にある数枚の1000香港ドル紙幣も問題があるかもしれないと心配になり、ついでに検査してもらったという。

商店やレストランなどでは1000香港ドル紙幣の受け取りを拒否し始めているため、多くの市民が小額紙幣への両替のために銀行へ殺到している。両替のために並んでいた謝さんは「買い物しても受け取ってもらえなくなったので両替に来た。お店の人も仕方ないのだろう」と理解を示した。両替を終えた麦さんは「行員も注意深くチェックしていた」と話した。(翻訳・編集/HA)

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