トイレ・バスルームに見る消費のグレードアップ―中国

環球網    2020年6月9日(火) 8時50分

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複数の中国ECプラットフォームがこのほど発表したデータによると、ネット上の一大イベント「6・18」セールキャンペーンの開始以来、スマートトイレ・バス用品の売り上げが速いスピードで伸びている。

複数の中国ECプラットフォームがこのほど発表したデータによると、ネット上の一大イベント「6・18」セールキャンペーンの開始以来、スマートトイレ・バス用品の売り上げが速いスピードで伸びている。北京商報が報じた。

■売り上げが倍増

中国のEC大手・京東のデータによると、6月1日0時30分時点で、一体型スマートトイレ、スマート浴室ミラーの売り上げはそれぞれ同期比で400%と330%増加した。

また、スマートインテリア・家具用品の人気爆発はトイレ・バス用品に集中するだけではなく、スマートロックからスマートコンセントやスマートキッチンまで、生活のさまざまな面に浸透した。

研究データによると、中国のコンパクトな間取りや再リフォームなどのニーズが増加し、多くの消費者はより良い生活品質を求めるようになり、この原因を含めてトイレ・バス用品の買い替えを促進したとみられる。

■「享受型」消費が顕著

今、トイレとバスルームは多くのサラリーマンにとってストレスを発散する場所ともなった。例えばお風呂に入る時、体をきれいにするという目的のほか、リラックスして楽しむというニーズも増えた。

リサーチグループ賽立信(SMR)の研究データによると、50%以上の消費者はシャワー中に歌を聞いたり歌ったりしてストレスを発散する。そのため、新しい機能のあるシャワールームを選ぶ時、72.3%の消費者は動画・音楽再生機能のある商品を選ぶことが分かった。

■商品機能の細分化

トイレ・バスルームが現代人にとってストレスを発散する場所となった今、新しいシチュエーションとニーズに応えるため、商品のさらなるアップグレードが求められる。

家を購入する時やリフォームする時、トイレ・バスの面積を拡大させ、さらにトイレ、シャワー、湯船、洗濯、メークエリアなど、その設置をより細分化するという人がますます増えている。

賽立信の研究員は、「若い世代の消費者は携帯電話を肌身離さず、デジタル製品を好む。また、健康と普段のケアをより重視するようになったと同時に、面倒なことを好まないのが特徴だ。企業はトイレ・バス用品を開発する時、デジタル製品や健康測定製品とのコラボを進め、より高品質でスマートで使いやすく、オーダーメードできる商品を提供することが重要だ」との意見を示した。(提供/環球網・編集/孫ソウ)

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