中国のマングローブ湿地、世界平均レベルをはるかに上回る55%が保護対象に―中国メディア

人民網日本語版    2020年6月15日(月) 5時0分

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中国国家林業・草原局は「中国のマングローブ湿地の55%が保護対象となっており、この割合は世界平均レベルをはるかに上回っている」とした。写真は中国で最初に指定されたマングローブ保護区・東寨港紅樹林。

2020年「世界海洋デー」のテーマは「マングローブ林の保護 海洋生態の保護」だ。中国国家林業・草原局は、「中国はマングローブ資源の保護・修復に注ぐ力をますます強化し続けており、マングローブ湿地における生態機能は全面的に回復・向上している。この20年間で、マングローブ林面積は7000ヘクタール増え、世界でも数少ない、マングローブ林面積が増加している国家の一つとなった。現時点で、中国のマングローブ湿地の55%が保護対象となっており、この割合は世界平均レベル(25%)をはるかに上回っている」としている。工人日報が伝えた。

マングローブは、海水浄化・防風消波・炭素固定貯留・生物多様性保護など各分野で重要な役割を発揮しており、「海岸の護衛兵」や「海洋の浄化係」と高く評価されている。

中国には37種類のマングローブが生息しており、広東・広西・海南・福建・浙江などの省・自治区に分布している。1950年代、国内のマングローブ面積は約5万ヘクタールあった。自然的原因と人為的原因の2つの原因から、マングローブはかなり大きなダメージを被り、2000年には2万2000ヘクタールにまで減少した。その後約20年間、全国各地で保護に対する意識が高まり、保護・修復に注ぐ力が強化したことから、2019年のマングローブ面積は約2万9000ヘクタールまで回復した。(提供/人民網日本語版・編集/KM)

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