人民網日本語版 2020年6月12日(金) 9時50分
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中国農業科学院はこのほど、残留農薬スピード検査技術の重要な進展を実現したと発表した。資料写真。
「微信(WeChat)」のミニプログラムを通して撮影し、5分間で各種化学農薬の残留検査が完了する。検査結果は直接スマホに表示され、検査データはリアルタイムでアップデート・共有される。中国農業科学院はこのほど、同科学院農業品質基準・検査技術研究所の「農業化学汚染物残留検査及び行動研究イノベーションチーム」が長年の研究開発を経て、残留農薬スピード検査技術の重要な進展を実現したと発表した。同技術はさらに残留動物用医薬品、マイコトキシン、違法・禁止添加物、環境汚染物質の検査及びアレルゲン検査、病原体標的スクリーニング診断(例えば新型コロナウイルス検査試験紙の結果の判読)などに応用できる。科技日報が伝えた。
チームの代表者で、同研究所教授の王静(ワン・ジン)氏によると、中国で現在使用が認められている化学農薬は500種以上。市場モニタリングで多く見られる農薬の種類に的を絞り、チームは画像認証に基づくスマート化試験紙読取ソフトを開発した。試験紙の画像認証、切り取り、修正、分析は結果判断と同時に行える。チームはこれを踏まえた上で「微信」のミニプログラムを開発した。テストによると、現在の主要ブランドのスマートフォンであれば、金コロイド試験紙の検査結果の半定量判断に用いることができる上、光源の条件による影響が少ない。検査システムの精度は専門的な試験紙リーダーとほぼ一致し、システム全体が実際の検査に使用可能となっている。検査システム・ソフトはすでに国家ソフトウェア著作権を取得している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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