耳鼻科の権威、助手に論文盗用で訴えられる―中国

Record China    2014年1月3日(金) 13時47分

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2日、中国科学院院士で上海の復旦大学付属眼科・耳鼻咽喉科医院の王正敏教授がこのほど、助手に「論文57件で研究結果を盗用された」と訴えられた。写真は中国の論文データベース。

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2014年1月2日、中国中央テレビ(CCTV)によると、中国科学院院士で上海復旦大学付属眼科・耳鼻咽喉科医院の王正敏(ワン・ジョンミン)教授がこのほど、助手に「論文57件で研究結果を盗用された」と訴えられた。

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訴えたのは王教授の助手だった王宇澄(ワン・ユーチョン)氏。王氏は王教授が執筆した論文57件について「クローンや人口内耳に関する研究結果を盗用された」と主張している。王氏の訴えを受け、復旦大学が調査を開始。昨年11月、王教授について「学術的な不正行為は確認されていないが、規則違反があった」と結論付けた。王教授が研究目的で取得した予算は、12年だけで4000万元(約6億9000万円)を超えるという。

王氏は王教授の元で学生、助手として研究を支えてきたが「見返りがまったくなかった」と主張。中国科学院の名誉職である院士に昇格後、「彼は私を捨てた」と説明している。さらに、勤務先の医院内でも王教授が自分につらくあたったため「職場にもいづらくなった」と批判した。(翻訳・編集/AA)

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