Record China 2020年6月12日(金) 15時40分
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11日、韓国経済テレビは「サムスン電子のチャン・ウォンギ元社長が中国の半導体企業に迎え入れられた」とし、「業界に衝撃が走っている」と報じた。写真は昨年末に開かれたESWINのイベント。
2020年6月11日、韓国経済テレビは「サムスン電子のチャン・ウォンギ元社長が中国の半導体企業に迎え入れられた」とし、「業界に衝撃が走っている」と報じた。
記事によると、チャン氏は最近、中国「ESWIN」の副総経理に起用された。チャン氏は1981年にサムスン電子に入社。その後はディスプレイ関連分野を担当し、2002年には半導体総括LCD事業部の天安(チョンアン)工場長、2009年にはLCD事業部社長、2011年には中国本社社長を歴任し、2017年に退社していた。
チャン氏が起用されたESWINは2016年3月に北京に設立された半導体企業で、テレビ、スマートフォン、スマートウォッチ、タブレットなどさまざまな製品の主要部品である駆動有機ELチップセットを生産しているという。
チャン氏は中国のディスプレイ大手BOEの王東升元会長とともに主な意思決定に関与するものとみられている。王氏は昨年7月に会長職から退いており、今年2月にESWINの会長に選任されていた。
これを受け業界関係者は「非常に大きな衝撃だ」と話しているという。
韓国のネット上では「いくら待遇がいいからって中国に行ってしまうのはどうなの?」「サムスンの社長という最高の経歴を築いたのに、お金と名誉のために自身の40年の歴史を消してしまった」「サムスンの社長として恩恵をたくさん受けただろうに」「裏切者の烙印を押されたね」「技術知識を持った者が中国に行くのは国を売る行為も同じ」「これって産業スパイじゃないの?」などチャン氏に対する厳しい声が続々と寄せられている。
また「韓国にどんな影響を与えると思う?韓国国民として心から心配」との声や、「5年後にはどうせクビにされるだろう」と予想する声も上がっている。(翻訳・編集/松村)
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