Record China 2020年6月16日(火) 15時40分
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15日、環球網は、サーモンの危険性に関する専門家の見方を伝えた。資料写真。
2020年6月15日、中国メディアの環球網は、北京市内の市場で新型コロナウイルスの集団感染が発生したことで、市場内のサーモンを扱うまな板などからウイルスが検出されたことに関する専門家の見方を伝えた。
中国疾病予防コントロールセンターの呉尊友(ウー・ズンヨウ)氏は、15日夜に放送された中国中央テレビ(CCTV)のニュース番組「新聞1+1」の中で、北京市内で発生した新型コロナの集団感染に関する問いに答えた。
キャスターの白岩松(バイ・イエンソン)氏は、「今は予防コントロールの常態化といわれているが、今回の北京での感染は常態なのか?。非常態なのか?」と質問した。これに対し呉氏は、「北京全体でみれば常態だ。局部的なエリアで感染が増えており、豊台などの地域は緊急対応だ」と語った。
さらに白氏は、「新発地、特に海鮮市場に注目が集まっており、当初はサーモンといわれていたが、科学的な観点からするとサーモンにウイルスが付着していたかもしれないというだけで、感染を広める役割は演じない。人々のサーモンに対する心配をどう見るか?」と質問した。
これに対し呉氏は、「サーモンに関する報道には一部誤解がある。サーモンのサンプルが陽性だったことや、サーモンを扱ったまな板から陽性反応が出たことは、ウイルスに汚染されたことを示しているに過ぎない。この種の汚染は新発地市場内で汚染した可能性があり、海外からの輸入または魚そのものがウイルスに汚染されていたことを示すものではない。サーモン以外の物からも陽性反応が出ており、特に同じホール内の他の物体表面の場合はそこで汚染されたということを説明するだけで、それ以上の問題を説明することはできない」との見方を示した。(翻訳・編集/山中)
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