CRI online 2020年6月16日(火) 13時20分
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カナダ政府はファーウェイ副会長兼CFOの孟晩舟女史の身柄を米国へ引き渡すことについて、現地時間15日、再び公聴会を行いました。孟女史の弁護団は、カナダのブリティッシュ・コロンビア州最高上訴裁判所(最高裁判所 )に覚書を提出しました。 弁護団は覚書の中で、米国の司法部門が引き渡し...
カナダ政府はファーウェイ副会長兼CFOの孟晩舟女史の身柄を米国へ引き渡すことについて、現地時間15日、再び公聴会を行いました。孟女史の弁護団は、カナダのブリティッシュ・コロンビア州最高上訴裁判所(最高裁判所 )に覚書を提出しました。
弁護団は覚書の中で、米国の司法部門が引き渡しを求めるために提出した「起訴案件記録」にある孟女史告発の唯一のカギとなる証拠は、HSBCバンクが提供したものであるとしています。しかし、米国側がこの証拠をまとめる際、重要な情報の記入漏れがあり、故意に誤った方向に導く記述も見られたことを指摘しました。
また、カナダメディアが報じたところによりますと、カナダ連邦裁判所が12日、カナダ安全情報局(CSIS)の2018年12月1日付けの覚書の公開許可を出したということです。この覚書には、孟女史を逮捕する行動を担当したカナダ連邦国家安全保障局(FPNS)の逮捕前の行動に対して、「逮捕は高度な政治性があり、世界的なショックを引き起こすだろう」と予測していたことが記されています。
バンクーバーのリチャード・クーランド移民弁護士は、「カナダ側が孟晩舟女史の逮捕前に、この案件が『高度な政治性がある』と判断していたことは、孟女史の弁護団にとって有利だ」と指摘しました。
また、この覚書によって、カナダ連邦警察と国境サービス庁が米国のFBIの知らせを受けた後、バンクーバーの国際空港で孟晩舟女史を逮捕していたことが分かりました。米国側は外部に米国が影響を与えたと思われることを避けるため、逮捕行動に関与しませんでした。
現在、孟女史の弁護団は、プログラム乱用や証拠不充分などを理由に、引き渡しの中止を求めています。裁判所はこの日、案件についていかなる決定も下していませんが、次の裁判は今月23日に行うと発表しました。この案件の審理は長引くと予測されています。(提供/CRI)
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